Friday, December 12, 2008

書けない漢字: 顰蹙

今日は「ひんしゅく」の漢字が書けなかった。

その書けない度は満点で、漢字のおぼろげなカタチすら思い浮かばないというお手上げ状態。鉛筆を持ったまま天井を見上げてみたりしたけど、からっぽのアタマからは何も出てこなかった。帰ってから急いで調べてみたけど、これ、書けません。はい。っていうかちゃんと紙に書いたことない気がする。顰蹙の「ひん」は頻と略してもいいみたいですが、それも書けるかどうか危うい感じ。とりあえず「卑しく頁を歩かせる親戚の足【謎】」と覚えました。

で、「顰蹙」を調べてみて、へーって思ったことがいくつかあった。まず「顰蹙」の意味は「顰めっ面(しかめっつら)に見られる顰(しかみ)と、ちぢこまるという意味の蹙まる(しじまる)から来た言葉で、顔をしかめることや眉をひそめるさまをいう。また、周りに居る人の顔をしかめさせたり、眉をひそめさせるような行為をして軽蔑されることを顰蹙を買うと言う」とのこと。

ふんふん、意味の理解は出来ているみたいだ。でも顰(しかみ)とか蹙まる(しじまる)って何?ってことで調べてみると、それは顰(ひそみ)とも読み、「中国の春秋時代の越の美女・西施が、病んで咳きこみながら顔をしかめたさまを美しいものとして、みんながその顔をまねたという荘子の天運に見られる故事から、事のよしあしを考えず、いたずらに人まねをする。また、人にならって事をするのを謙遜していう」という歴史が出てきた。

え、西施って芭蕉の「奥の細道」の象潟の句の西施?ってことで驚いた。んで、wikipediaで「西施」を引いてみると、おおお、「顰に倣う(ひそみにならう)」の逸話の詳細が出てきた。うーん、書けないっていうことから逆に学んだぞ。

追記:エントリーに書くのを忘れてたけど、フクロウの絵は大好きなマット・ステフェンスの絵です。僕が描いたんじゃありません(こんなの描けないよ)。マットの絵はハーマンミラーのSEEマガジンで見て、いいなーと思ったのがきっかけ。

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