Sunday, May 01, 2011

Trust in Japan

今日から僕が「Trust in Japan」プロジェクトを協賛することになりましたので、ブログに書いておこうと思います。

このプロジェクトは、株式会社ツルカメさんと株式会社ソニックジャムさんたちが中心となって立ち上がった、被災地支援プロジェクトです。支援の形態は、「サイト上から被災地に向けての思いを呟くと、その呟きごとに100円が募金される」というシンプルなものです。

そして、この支援の仕組みのユニークなところは、呟いて募金するのも、その募金を協賛するのも個人単位の意思にゆだねられている点です。

これまで「ワンクリックで1円」という協賛の仕組みは数多く存在してきました。しかし、それらは企業がスポンサーであり、逆に言えば協賛元が企業体だからこそ、先の読めない状態への協賛なので「1円」という少ない金額にとどまっているのかもしれません。また、たとえば「すごく盛り上がって、いきなり1億円となってしまった場合どうするんだ」といったリスクも同時に考える企業体には、財務処理側面からも、クリックされることで募金するという額をどこかで線を引いて担保する、という発想になるのは自然なことです。しかしそれは「継続」という視点から見ると、限度額が存在し、継続的支援とはなりにくいのが実情ではないでしょうか。

そうした協賛の仕組みに対して、このプロジェクトのユニークなところは、支援する側も公募しているところです。目標額も支援しようと思う人に委ねられ、一口10,000円の協賛金も、協賛する側が自由に募金先を決める事が出来ます(僕は一般的な赤十字ではなく、もっと具体性のあるところに募金しようと思っています)。

では、協賛する人がいなくなれば、このプロジェクトは終了なのでしょうか。仕組みとしてはそうですが、僕は、そうはならないと信じています。

支援を必要としている震災被害者・原発被害者の方々が、以前のように生活をとりもどし、笑って暮らし、将来の設計が出来るところまでは、長い長い時間がかかる。これは容易に想像することができます。また、津波で両親を亡くし、突然に孤児になってしまった方が沢山いらっしゃいます。「これはどうすればいいの?」と聞いて、一生懸命、教えてくれるご両親。「こらっ!」と叱ってくださるお父さん。「はい、これを食べなさい」と温かいものを作ってくださるお母さん。そういう、僕たちにとってもとても大切な存在が、地震と津波によっていなくなってしまったのです。受け入れがたい出来事が身に降りかかった彼らが、大人になり仕事をみつけ自立できるまで。それを考えただけでも、僕たちが支援すべき時間が短いものではないことがわかります。

僕は、そうした苦難を余儀なくされた方々の気持ちに想いを馳せる、皆さんの「想像力」を信じています。

僕は、ずっと支援して行きたい。きっとあなたもそうじゃないかと思います。でも、その気持ちは、日常の中で薄れて行く。そういう自分のだらしなさへの自戒も含めて支援し続ける気持ちを言葉に乗せて送って行く。なるべく目線を合わせて送り続けて行く。

どうかみなさん、「Trust in Japan」サイトから呟いてください。そして呟き続けてください。何度でも、思いついたら被災地に向けて言葉をかけてください。どうぞよろしくお願いします。

11 comments:

  1. はじめまして。
    わたしのつぶやきの協賛者が福井さんになったようです。
    福井さんの募金先についての記載にも共感いたします。
    個人的にもそうしております。
    どうか、よろしくお願いします。

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  2. ryuicosta さん
    コメントありがとうございます。み心のこもった呟きに募金を乗せて被災地に届けたいと思います。継続していきましょう!

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  3. はじめまして。
    福井さんが協賛してくださったおかげで、家計に余裕のない私でも、被災地に向けて形ある何かをお手伝いする事ができました。
    月日が経つと共に復興から意識が薄れてしまう怖さを、阪神淡路の際に感じました…これからも忘れず、細く長く参加させていただきたいと思います。

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  4. はじめまして。
    今日の私のつぶやきの協賛者様が福井さんになったようです。

    恥ずかしながら、フォロワーさんがしているから、たまにパソコンからログインしたらするように心がけている程度で、詳しい仕組みなどはさっぱりわかっていませんでした。
    福井さん、協賛してくださり、そして、このブログを読むきっかけを与えてくださり、本当にありがとうございます。

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  5. KatzeSeimさん、トモさん、心のこもった声をありがとうございます。代わりに募金させて頂きます。

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  6. 放浪くじら12:28 PM, May 09, 2011

    はじめまして。
    先ほどツイートして、協賛のリンクからおじゃましました。
    微力ながらご協力させていただく機会をいただき感激しています。
    本当にありがとうございます。

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  7. 呟きを投稿させていただきました。
    協賛ありがとうございました。

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  8. 放浪くじらさん、ひよなさん、ありがとうございます。支援を継続していきましょう!

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  9. 協賛して下さってありがとうございます(*^^*)
    本当にこの試みがずっと続くように
    つぶやき続けていきたいと思います。

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  10. 協賛終了のツイートを拝見し、
    お礼をお伝えに参りました。

    本当に、お疲れ様です。
    期間中はありがとうございました。

    多大なる感謝を込めて・・・。

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  11. みなさん、今日で僕の担当が終わりました。そして、ここにわざわざコメントを残して下さってありがとうございます。でも、ツイートしてくださったことで募金させて頂けるのですから、感謝はこちらが申し上げることです。心からありがとうございます。

    しかしながら、被災地は、いまだ何も解決していません。「なにも」の言葉通り、なにもかもが無茶苦茶なままの状態です。継続しての支援が必要です。どうか引き続き、被災地への思いを保ち続けてくださるように、どうぞよろしくお願いします。

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