Thursday, October 08, 2015

Gmailからdocomo携帯アドレスにメールが送れない件

自分の環境では2015年9月11日から、GmailからDocomoの携帯アドレス宛にメールが送れなくなりました。これまで何度か同じような状況が発生していましたが、10月に入って、いよいよダメになり、今までは戻ってくるメーラーデーモン先生のお言葉が
Google tried to deliver your message, but it was rejected by the server for the recipient domain docomo.ne.jp by mfsmax.docomo.ne.jp.
でしたが、今回からは
Internal parse error: Illegal envelope To: address (not valid RFC5321 syntax): hoge..hage..@docomo.ne.jp
と(簡単に言えば、そのメールアドレスの文字列はメールアドレスとしては使えませんよってこと)変わりました。

これは、明らかにメールアドレスのローカル側の記述(@の手前の文字列)を厳格化した結果だと思われます。つまり、これまでGoogleは、ドコモやauのメールアドレスに多いRFCに準拠しないピリオドだらけのメールアドレスを、ローカルのキャリア対応策として許していたが、「もういい加減にしてね」ということで普通に準拠させたということでしょう。まぁ、あたりまえと言えばあたりまえの話で、いままで日本の携帯での、そのあたりがぐちゃぐちゃすぎ(スパム対策として機能してたという歴史もありますが)だったので、そうした混乱が整理されるという方向なのであれば僕としては何も文句はありません。

とはいえ、連絡が取れなくなるのは困ったもので(電話番号がわかっていればsmsで、facebookやLINEなどがあればメッセージというカタチで連絡はつくけれど)、どうにかその「hoge..hage..@docomo.ne.jp」宛にメールを届かせる手はないかと探ってみました。

その中でWikiにRFC5321に準拠させるには、メールアドレスのローカル記述をクオートすれば、ピリオドの扱いは制限がないということが分かりました。つまり、
hoge..hage..@docomo.ne.jp  を  "hoge..hage.."@docomo.ne.jp
とすれば、原理的には準拠していることになる。これで試してみたら、うまく行きました(笑)。

もちろん携帯メールアドレスに向けてのすべての問題にこの策が有効かどうかは分かりません。とりあえずdocomoドメイン宛にメールを出して、もし戻ってきたら、この手を試してみるという感じでしょうか。ちなみにこのクオートでの対策はPC上の、Chromeのブラウザ上で開くGmailで機能しています。その他のブラウザ上でのGmailとか、アプリのGmailなどは試してませんのであしからず。