SIGMA DPシリーズの最新機種として、中望遠レンズが搭載されたSIGMA DP3 Merrillが開発されました。2013年2月に発売される予定です。このカメラの開発が進んでいるという情報すらこれまで伏せられて来ましたので、今日の発表に驚かれた方も多いのではないかと思います。
僕の知るかぎりですが、実際のところ、今のMerrillセンサーに移行する前の初代DPシリーズが系譜を重ねていたころ、中望遠レンズを搭載したレンズ一体型のコンパクトカメラという構想は存在していました。同時にズーム機能も検討されていた記憶があります。しかしコンパクトネス具現化にあたって、困難な壁も少なくなかったのか、その後、この構想は耳にしなくなりました。それから3年後の今日です。そういう意味でも、このカメラは、シグマの「良いと思ったらあきらめない」という一種の頑固さのようなものが創りだしたオリジナリティの塊のようなものではないかと思っています。
そんなDP3 Merrillの今日の発表に合わせて、ティザーサイトを制作しました。写真は世界的に有名な写真家、セイケ・トミオさんによるものです。セイケさんは、僕がバリ島で撮影した初代DP2のカタログを手にしてくださり、そこでデジタル写真の可能性を感じてくださって、以後、シグマのカメラを使い続けてくださっています。
その縁もあって、今回の撮影を恐る恐るお願いしたところ、引き受けてくださいました。35mmカメラ換算で75mmに相当するDP3 Merrill搭載のレンズ特性を、見事に生かし切った写真は「さすが」の一言に尽きます。もっと沢山見ていただきたいのですが、それはまた次回に。どうぞ楽しみにしておいてください。また、セイケさんと共にロケで過ごした時間は、僕にとって得がたい経験を積むこととなった時間でした。それはまたこのブログに書きたいと思っています。
●追記:明後日、1月11日からセイケさんの個展「Light in Monochrome」が、ライカ銀座店サロンで始まります。この個展はシグマのカメラで撮影された写真ではなく、ライカMで撮られたものですが、本物の写真家が作り出す深淵なるモノクロームの世界に触れる絶好の機会ではないかと思います。よければ足をお運びください。
僕の知るかぎりですが、実際のところ、今のMerrillセンサーに移行する前の初代DPシリーズが系譜を重ねていたころ、中望遠レンズを搭載したレンズ一体型のコンパクトカメラという構想は存在していました。同時にズーム機能も検討されていた記憶があります。しかしコンパクトネス具現化にあたって、困難な壁も少なくなかったのか、その後、この構想は耳にしなくなりました。それから3年後の今日です。そういう意味でも、このカメラは、シグマの「良いと思ったらあきらめない」という一種の頑固さのようなものが創りだしたオリジナリティの塊のようなものではないかと思っています。
そんなDP3 Merrillの今日の発表に合わせて、ティザーサイトを制作しました。写真は世界的に有名な写真家、セイケ・トミオさんによるものです。セイケさんは、僕がバリ島で撮影した初代DP2のカタログを手にしてくださり、そこでデジタル写真の可能性を感じてくださって、以後、シグマのカメラを使い続けてくださっています。
その縁もあって、今回の撮影を恐る恐るお願いしたところ、引き受けてくださいました。35mmカメラ換算で75mmに相当するDP3 Merrill搭載のレンズ特性を、見事に生かし切った写真は「さすが」の一言に尽きます。もっと沢山見ていただきたいのですが、それはまた次回に。どうぞ楽しみにしておいてください。また、セイケさんと共にロケで過ごした時間は、僕にとって得がたい経験を積むこととなった時間でした。それはまたこのブログに書きたいと思っています。
●追記:明後日、1月11日からセイケさんの個展「Light in Monochrome」が、ライカ銀座店サロンで始まります。この個展はシグマのカメラで撮影された写真ではなく、ライカMで撮られたものですが、本物の写真家が作り出す深淵なるモノクロームの世界に触れる絶好の機会ではないかと思います。よければ足をお運びください。
初めてコメントします。
ReplyDelete2年前、偶然 ある写真家のブログに掲載されていたDP2sの写真がきっかけで、以来DP2xとDP2Merrillを使うようになり、いつもshinzoさんのブログも楽しみにさせていただいています。
今回のDP3Mも、最初は『75mmの画角って、難しそう』と一旦は見送ろうと思ったのです。が、DP3Mデビューサイトの写真を見て、一撃でした。
DPと写真の世界には、こんな世界もあるよ、と導かれた気がします。
今では、もう、75mmってコレ位の画角かな、、、と朝の通勤電車からの光景を見ている毎日で、DP3Merrillがやってくるのにワクワクしています
そう言えば、セイケさんのブログでDP2x発売前日に、
『…一見入門機に見えるだろうが、DPシリーズの導いてくれる世界は写真へのまっとうな入り口で、そこからさきには深い穴が続いている。もっとも尻込みしてベイヤーの世界に駆け戻るのは自由だが、それでは惜しい。ぼくは一人でも多くがこの深淵をDPシリーズで触れてほしいと思う。…』と書かれていたのを思い出しました。
ホントそうですね。私も、DP3Mで新しい世界にもチャレンジしてみようと思います。
shinzoさんが書くこのブログを通じて、写真の本当の楽しさ(時は厳しさも!?)へと導いていただたと実感しています。
ありがとうございました。
なんという嬉しいコメントでしょう。ありがとうございます。泣きそうです。感謝します。
DeleteGreat reading your blog
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