Tuesday, December 23, 2003

Season's Greetings

thanks a lot !

明日からクリスマス休暇に入り、旅に出る。仕事中心の日常とはまったく逆の時間を作り一旦頭を真っ白けにする。基本はオフラインの予定のため、この日記はしばらくお休みになる見込み。このエントリーが今年最後かもしれない。

思い返して見ると今年も色々あった。先が見えなくなった、慌てた、焦った、冷や汗かいた、失敗した、悔しくて唇噛んだ、落ち込んだ、失望した、虚しさを知った、怒った、怒鳴った、壁を殴った、ゴミ箱蹴った、人の心の痛みを感じた、自暴自棄になった、大泣きした、徹夜した、疲れた、裏切られた、嘘を突かれた、へこんだ、酔っ払った、前を見た、ふんばった、やる気を絞り出した、頑張った、信じた、祈った、先が見えた、息をのんだ、どきどきした、涙があふれた、大笑いした、みんなの笑顔が嬉しかった…。

大きくはすべて順調。でも小さなことではこんなことの繰り返しの日々だった。でも、この繰り返しから多くを学んだ。少しだけでも自分を成長させようと努めつつ、気がつくと一年が過ぎていった。僕は成長できただろうか。出会いも多かった。友達も沢山できた。嬉しいことも苦しかったことも悲しかったこともあったが健康で過ごせた素晴らしい一年だった。その中でも、何よりも僕は人に深く癒された年だった。両親を亡くして開いた大きな穴も仲間と友人たちに癒された。仲間も含め、叱咤と勇気を与えてくださった多くの方々に深く感謝。そして仲間に乾杯。みんな最高。ホント最高。僕の誇り。ありがとう。そして来年もよろしく。

works, today 1223/03

3時帰宅。9時起床。快晴。穏やか。用事があって渋谷で人と待ち合わせたがクリスマス前の休日とあって街はものすごい人出。そして人々の表情は決して暗くなく幸福そうに見え、個人消費が進み景気が戻った気分に満ちていた。その後、休暇に入る前に残りの仕事を片付けるべく集中。

昨年に較べると今年は個々の案件の内容が数段高度化したものばかりだった。単純にサイトを作ればいいという簡単な仕事は一つもなく、どれにも個別に強いミッションを持たせ個々に独自の価値を創造していく必要があった。それは、裏を返せば、クライアントである企業側が既存のモデル(ビジネスもコミュニケーションも保持しているはずの価値にも)に危機感を持った証だったようにも思える。

企業が持った経営戦略を受け、業務の悩みを聞き、企業人の心を読み解き、少し先を見据えた解を、個別に組み立てること。そういう仕事を通じて、僕は時代の価値観変化を毎日ビンビン感じながら日々自分の思考自体も解体し組み立て直すことを余儀なくされ、それによって非常に鍛えられた。

予想したことが数ヵ月後、日経新聞に出る。察知した業態変化が半年も経たぬうちに形を伴ってくる。その中で次は次はの繰り返し。先を読むことの重要性を今年ほど痛感した年はなかった。来年もこの流れは止まらない。まだ誰も10年先を明確には予測しきれない。足元を見つめ等身大で先を見ることを続けたいと思う。

Monday, December 22, 2003

works, today 1222/03

2時帰宅。2時半就寝。9時前起床。快晴。結構元気。整体を受けてから睡眠が深くなった気がする。聞いた話では骨盤が捩れていると胃も働かなくなるらしい。重力に逆らっての二足歩行は大変なんだ、と理科室にあった人骨模型を思い出す。

10時半、某社へ。11時、トップマネジメントの個室でプレゼン開始。12時、無事終了。やったね。後は細かい部分を仕上げるのみ。精神的にすごくほっとした瞬間だった。チームを連れてランチ。難しい仕事への真摯な取り組みを労う。13時すぎ帰社。休暇から戻ったD輔とデザイン打ち合わせ。仲間の中では責任感が人一倍強いD輔に元気が戻っていて安心。16時、銀座の某社へ。新しく着任された取締役にご挨拶。思っていた以上にコミュニケーションに関する話とブランド価値をどのようにして利益に繋げるかの話が弾み予定を越えての会議となった。

19時半帰社。処務とデザインディレクション。21時、某社の企画作業。22時、D輔に頼んだデザインの確定作業。23時、某案件の打ち上げに顔を出す。24時に帰社。某社案件も含め年明けまでの業務の段取り。

Sunday, December 21, 2003

rest, today 1221/03

10時起床。整体治療のせいか首の後ろ側が微妙に熱っぽい。ゆっくりと首を後ろに反らすと、頭の重みに耐え切れなくガクンとなってしまう。それ以外にも身体のアチコチで骨格を直したことで骨を繋いでいる使えていなかった筋にテンションがかかっているのが自覚できる。だが、固まっていた形に戻した方が筋肉は楽だから徐々に悪い姿勢の状態に引き戻そうとする。その小さな鬩ぎあい。とにかく暫くは意識的に姿勢を直し、正しい骨格に筋肉がついてくることを待つのみ。

16時、出社。Tosca聴きつつ某社カタログのデザインワークに入る。Rolf Royceが好き。21時、一段落したので某雑誌社に送る原稿作りに入るが思ったより手間取る。23時、明日のプレゼン準備最終確認。今年は数え切れないほどプレゼンして来たが一応明日が最後の予定。何としても唸らせてやるぞぃ。

Saturday, December 20, 2003

rest, today 1220/03

ほぼ12時間爆睡し11時起床。このところほとんど土日のどちらかは必ず何かで働いているわけだが、週末のどちらかを安静・安息日に充当しないとウィークディが持たない。土日の両日とも働いた翌週は必ず深夜まで集中することが出来なくなり食事を取ると必ずガクっと落ちる。自分がどの程度睡眠を取らないと駄目なのか自分では分からない。でも、今の僕は7日間という週単位のサイクルが限界のようだ。どういった理由でこのサイクルが決まり、どれほどの昔からこれで社会が機能し始めたのか全然知らない(誰か知ってる?奥が深そうな話だよね。なんか人文科学系、人体生理系、宗教哲学系とかが複雑に絡み合っている感じ。)のだが、これが10日サイクルだったら俺は到底持たない。

16時、整体へ。今日、詳しく自分の身体がどうなっているのかを聞かせてもらったところ、どうやら左側がおかしいのではなく身体が正面から見てS字型に捩れているらしい。つまり、右よりも左足が弱っていて、それを右腰がかばっていて、それを背中の左側が補佐しつつ首の右側でバランスを取っているとのこと。そう言われると実は言葉にしない程度の小さな自覚症状がある。そうかそういう脈絡なんだ、とわかった瞬間、逆にどうすれば元に戻れるかの啓示をもらった感じで、思わず20台半ばかと思われる彼女に、「なるほどぉ」と言った瞬間に「はいー」と笑顔のまま首をボギ。「うげゃ」。「痛いですかぁ」。「いえ、きむちいぃですぅ」。いやープロってこうなのねを実感。

20時、年末のご挨拶も含め「TのT(秘密)」の大将のところで鯛ちりでほっこりして帰宅。I am SamのサウンドトラックCDをiPodへ。このビートルズのカバーメドレのサントラは僕の世代には聞かずに死ねるか系(謎)の◎。

Friday, December 19, 2003

works, today 1219/03

4時帰宅。5時就寝。9時起床。10時、某社にて取締役意識調査報告会。調査結果は某社の体質を如実に物語っており正確な課題設定が可能となった旨を報告し、どのように意識改革を行っていくかの骨子を話す。12時すぎ帰社。某社CI整備のためのデザインワーク開始。14時、来客。某社サイトの3年後を見据えた提案を求められ頭の中をアイデアが駆け巡る。年明けに骨子提案予定。15時、デザインに戻って集中し16時完成。16時半、O森さん来社。例のブランドについてお話を伺う。17時半、bAの定例を挟み、19時、グランドハイアット東京に移動し、フレンチキッチンで会食しながらブランドについての会議継続。1部上場企業の社長を複数経られた方の見識は流石に確かで細かいことへの洞察や興味のお力にも舌を巻く。22時、今年お世話になったお礼を申し上げて解散。強烈な睡魔に襲われてそのまま帰宅しばたんきゅ。23時就寝。

Thursday, December 18, 2003

works, today 1218/03

熱が下がったので夜出社し今日の某社への提案準備と、某社トップページのデザインワーク。シンプルなゲートウェイ機能をデザインで粋に見せる。某クライアントのサーバが夕刻から落ちたまま明け方になっても復帰しない。急ぎの作業なのに本番環境へのアップロードがサーバダウンで出来ずイライラ。帰宅4 時半。6時就寝。

11時起床。随分楽になった。薬が効いたようだ。今日の目覚まし懐かし音楽はU2のWhere The streets Have No Name。良いわぁ。一発で元気出た。ついでに、I Still Haven't Found What I'm Looking ForとかもiPodへ。メールを確認するとサーバ管理会社の人が出社してメール見て初めて気づいて再起動しましたとのこと。今どき、そんなサーバ管理ってどうよとかブツブツ言いつつ処務。13時、某社へ。考えに考えた提案が「なるほど」と気づきを生む瞬間は毎度ながら嬉しい。具体的なスケジュール組立てフェーズに前進し安堵。

帰りに銀座のApple ShopにてBELKINのメディアリーダを購入。支払い中に隣で70代と思しき高齢カップルがiPodを購入していて、僕の顔を見て「大丈夫かしらぁ」と言う。「すぐ慣れるし、なにより世の中変わって見えますよ」と応えたら満面の笑顔。モノを買うってこういうことなんだよ。17時帰社。シアトルから戻ったケイタが来てて、休みの間はbAの仕事をしてもらうことに。17時半、社内ミーティング。18時、某社カタログのデザインワーク。だがウチで撮影したものと別撮影の素材を混在せざるを得ない。美意識の違うアートディレクションの混在をデザインでどうにか処理しようとするのは正直萎える作業。B. FleischmannのTake A Day Offなんかを聴きつつ集中。23時、ひと段落。24時から明日行う先日のヒアリング報告会のための最終ミーティングの予定。

Wednesday, December 17, 2003

works, today 1217/03

10時起床。最悪。風邪引いた。発熱。時々強い吐き気。やってしまった。この年末の忙しい時に馬鹿かよ俺は。疲れが溜まり抵抗力が落ちているのを忘れ、昨日冷たい風に当りすぎたようだ。自己管理の甘さを反省。

しかし、こういう時、「だ、だめだぁ」と伝えたら「よっしゃ安心せい」と引き継いでくれる数多くの頼れる仲間のありがたさが身に沁みる。僕には、難しいことでも「やるぞ」と決めた僕について来てくれる仲間、解が見つからず悩む時「どう思う?」と相談し会話できる仲間、へばっている時に「珈琲いれたデ」と気遣ってくれる仲間、「それじゃ駄目でしょ」と正直に突っ込んで余計に悩ませてくれる(これが一番ありがたい)仲間がいる。書き出したらキリがないが、優秀で常に前向きで心優しい仲間に僕は生かされている。

Tuesday, December 16, 2003

works, today 1216/03

事務所で詰めてるメンバーが6人ほどいたが時間とともに落ちていくのを横目で見ながらデザイン。結局徹夜。明け方少し冷える。8時半、出来上がったモノの内容をもう一度確認し添付で送り、9時半帰宅。着替えて一度横になり10時就寝。正午起床。珈琲を飲んで頭を覚まし、気分転換に懐かしい Princeを聴く。Purple Rainは今でも充分カッコいいのでiPodへ。14時家を出て多摩美術大学へ。15時半、会場でのセットアップを終わらせ17時すぎまで講演。

自分の出番が終わってからadobeの石井社長に挨拶し暫くお話しする。その後、担当の方からアドビの新しいソルーション「Creative Suite」の説明を受け驚く。Photoshop、Illustrator、InDesign、GoLive、Acrobatが一つのクリエイティブ環境になるとこうも違うのかと眼から鱗。またデモ機はMacのG5だったが、あまりにスコスコ動くのでappleの大宮部長にスペックを確認したほど。「ちょっと試して見る価値はありそうだなぁ」と口走ったら、すかさず「MacでSuite使ってなんか作ってくださいよ」と言うところは流石マーケティング本部長。恐れ入りました。マクロメディアの田中さんも来られていて情報交換も出来て充実した時間だった。今日は裏ではRIAコンソーシアムの第1回のカンファレンスを開催。JPCがあったのでそちらに顔が出せなかったのが少し残念だった。

Monday, December 15, 2003

works, today 1215/03

昨夜見た「we got him」っていう記者会見、なんか出来すぎてて首を傾げてしまった。あんな恐怖政治を行っていた独裁者の変な従順さへの違和感だろうか。アミンやチャウセスクの狂った眼を思い出す。不安が緩んだか株価とドルが上がっていく。クライアントの決算を考えると円高傾向が収斂する方向に向くのは歓迎。だがそう思った矢先にバグダッドの警察が爆破。この戦争はどのように収斂するのか想像もつかない、って感じの僕は、それとは関係なく企画とデザインと明日の講演の準備で普段通りにクソ忙しい一日。気が付くと24時。月曜から徹夜ですか。頑張ってください。はい頑張ります(誰と話してんねん)。

Sunday, December 14, 2003

rest, today 1214/03

終日沈没。整体の効果が出たのか身体が過激にダルく、なんとも言葉にしにくいんだけれど、どわんとしたダルさに見舞われ中。微熱がある時の心地悪さとか、鈍痛系の頭痛とか、なんとも言葉にしにくい状態って困る。その状態を人に伝えられない自分の語彙の少なさが問題なのだが、人によってそもそもの経験も違うわけで、説明しても受け止めてる感じは違うんだろうなぁと思うと説明を諦めてしまうことも少なくない。まぁ今の状態は病と言う程ではないが正常ではないっていう状態。疲れてるんだろうな。

Saturday, December 13, 2003

tamasaka / gourmet

西麻布の「たまさか」で夕食。今日は、竹の間で、豆腐とあいなめと牡蠣に唸った。器がもう少し良いといいんだけど、食事は文句無し。

rest, today 1213/03

何打噛んだで遅くなった。帰り道、Monsoonでニュース読みながらじゃがいもカレー食べて4時帰宅。睡眠不足で眠たいはずなのに頭の冴えが納まらないので、久しぶりにJohnnie WalkerでナイトキャップしながらWeb Designingから来た10年前のネットについてのアンケートを書く。書いてて遠い昔話のように感じる。そうこうするうち眠気が来たので逆らわず6時就寝。

12時起床。寝坊してもた。スコッチが効いた。あちこち電話して調整して撮影へ。16時すぎ、広尾の整体へ。首を中心に治療。先週に較べると随分楽になったが身体の左側全体が悪いようで痛みが右に較べて格段に強い。18時、撮影の後片付け。19時、西麻布の「たまさか」で夕食。竹の間でのんびり。 21時半帰宅。今日はこのまま沈没。もう、ぐんにゃりですぅ。

mummy in a city of central

大阪・梅田のど真ん中でミイラ化した死体が見つかった。にわかに信じがたい。本当に起こった出来事とは信じがたい。僕の記憶では遺体が見つかった場所は御堂筋に面していて確かに人があまり行き来しない場所。とはいえ都市のド真ん中。ちょうど向かいには曽根崎警察。数10メートル離れたターミナルには毎日数10万人が行き来しているというのに、行き倒れ、生き絶えた上に、ミイラになるまで誰も気づかないなんて、それは余りに哀しすぎる。合掌。

都会人は自分の興味あることにだけ注意を払って生きている。それも、その自分が持った興味が、さも自分で見つけ出したように錯覚させられた上で生きている。都会は、人の何かを狂わせながら膨張するのではないだろうか。狂えば狂うほどその魅力が感じられる麻薬。刺激に疲れたと言いながら、それが無いと空虚を感じ、自分は何のために生きているんだろうと嘆く。夢と言う名の空虚を貪り、肥大していく都会という名の怪物から、僕ももう逃れられないのかもしれない。

COMMENTS : 一昨日、太陽の塔の一般内部公開の追加当選で大阪に行ってまして公園帰りに野田に住む妹と会って来たんですが、彼女モロに目撃してました。何で誰も気付かんねん!?て突っ込んでまいましたがハンガリーの某美術大学でも首吊り死体が何年もの間、作品だと思って放置されてたとんでもニュースありましたね。NAME : タロヲ : December 15, 2003 01:24 PM

タロヲ、ご無沙汰です。太陽の塔、懐かしいなぁ。小学生の頃行きました。内部の方が凄いですよね。色と造形が。 NAME : s_h_i_n_z_o : December 17, 2003 03:55 PM

万博話ついでに内部撮影は厳禁だったので撮れなかったんですが、中はこんなどエライことになってます。(誰となく)6400万もの人を動員したEXPO'70をリアルタイムで体験できた人の話を聞くといつも羨ましいなぁと思います。エキスポタワーは老朽化により取り壊されてしまい、寂しい限りですが今度の愛知万博は一体、どうなんでしょね〜。 NAME : タロヲ : December 17, 2003 08:31 PM

Friday, December 12, 2003

works, today 1212/03

3時半帰宅。4時半就寝。9時半起床。10時出社、10時半から定例のオヤジ会。12時半終了。すぐにデスクに走ってデザインワーク。時間がない。 14時、神戸から来客。1時間ほど色々と意見交換。15時、またデスクに走ってデザイン再開。16時すぎ、ようやく完成させ、クライアントへの確認出し。そのまま転がり出るようにして六本木へ。少し遅れて17時前にハイアットに到着。チームが先にプレゼンを始めてくれていたので問題なし。トップマネジメントのザビエルさん、僕の顔を見あげ、手を挙げてニッコリ。非常にセンシティブで厳しい人だがホントにいい人。課題と懸念事項を話し合い18時すぎ終了。

帰り道、街は大渋滞。金曜の夜な上に雨のためだろうか。窓越しの景色とヘッドホンから流れるArt of NoiseのMoments in Loveがやけに合ってる。19時帰社。引き受け仕事のデザインワークに取り掛かる。22時、某社案件の企画会議。日本ではなく欧州でのブランドコミュニケーションが主題なので、その方向に企画を組み立て直す。25時、もう一本重要な打ち合わせがありまだ終われない。

Thursday, December 11, 2003

works, today 1211/03

睡眠取らなあかんデと呟きつつ5時、就寝。10時起床。起き上がるのに「うぉりゃー」と気合がいる自分が情けない。先週から続けている企画作業を継続。 13時、Monsoonでランチ。マクロメディアのO田くんから電話をもらう。メモリアロケーションの件。その後、赤坂に寄ってから出社。15時、来週の講演のプロット組み立てと図式化に没頭。17時、昨夜作業した基本デザインの展開を一度確認。18時、昨日引き受けたコンテンツのデザインを少し考える。 19時、某。20時、某外資案件の企画会議。21時、明日のH社トップマネジメントへのプレゼン準備。五感に来る感じが作れたと思う。22時、先日撮影したコンテンツのデザイン開始。24時、別案件のデザイン確認。後は僕が仕上げることにする。予定表を見ると明日も予定がぎっしり。慌しい一日になりそう。

Wednesday, December 10, 2003

works, today 1210/03

26時帰宅。27時就寝。10時起床。今日は色々と予定があったが、どれもスタッフに任せられる状態と判断し、そのまま自宅に篭って某企画に没頭。会社にいると多様な業務が次々に舞い込み集中しにくいのが実情。もちろん、それら個々に応えていくのが僕の仕事なのだが、本当に集中しなければならない時は自宅で静謐な時間を作る。南青山は生活ノイズが少なく昼夜の境がないほど静かなので、その意味ではありがたい。17時、かなり進んだ作業の手を一旦止め、渋谷でiPod用のUSB2ケーブルを買ってから会社に出る。

18時、菅原一剛から連絡。19時、某案件のためのリサーチに1時間ほど集中。20時、昨日のヒアリングの社内報告会。聞き手によって受け止めたニュアンスが異なる部分を話し合う。かなり骨のあるリポートになる予感がして少しワクワク。21時、某社企画案件で起こっている問題対処の相談。段取りを話し合い、ひとつのカテゴリーのデザインを僕が引き受けることで調整を図る。この案件のADを務める仏も未経験な事の多さに疲弊していると思うが、弱音ひとつ吐かず前向き。本当にありがたい。22時、某社案件のトップページのデザインレビュー。それらしく納まっているが設計が甘い所を指摘し、部分的にキメのデザインを作業して見せる。

23時、痺れを切らしてT社案件の進捗報告を促したところ最悪の出来。仕方なく集中してどうデザインし直すかを考え、チームを集めて30分ほど内容確認。その場での確認事項を元に2時間くれぃと宣言し、すぐにデザインの手直しに入る。24時からベイシックなエレメントとグリッドシステムの微細なブラッシュアップ。集中したが基本デザインをレイアウトし終えるのに結局2時間半かかってしまった。とりあえず、これを軸に明日一気に展開出来るところまで作業して今日は終了。時計を見ると、げっ、27時じゃんよってことで、28時帰宅。眠いずら。

JPC Conference 2003

12月16日、日本パブリッシング協会主催の「JPC Conference 2003」にて講演の予定。ウェブに関わっている人にとってはあたりまえの事でも、印刷の世界の人には「え!そうなの?」という事は多い。僕は元々印刷ベースのデザだし、コミュニケーション戦略を軸に、そのあたりのギャップを埋めるべく掘り下げてみたい。

Levitt's words

鉄道産業が成長を停止したのは、旅客と貨物の輸送に対する需要が減ったためではない。需要は増え続けている。今日、鉄道会社が危機に見舞われているのは、旅客と貨物の輸送が鉄道以外の手段(自動車、トラック、航空機または電話)に奪われたためではなく、鉄道会社自身が、それらの需要を満たすことを放棄したからである。鉄道は自らを輸送事業と考えるのではなく、鉄道事業だと考えてしまったために、自分の顧客を他へ追いやってしまった。

Innovation in Marketingの著者、テオドール・レヴィは、その文中でこういうことを言っている。そして、この一節が、自分が今いるWebという業界が、今後どうすればいいかを示唆している気がしてならない。そう思うのは、旧世界から何かを奪い取ったつもりの人。また、どこかで革新が続いていると信じきっている人。さらに、何も考えずにサイト作りを仕事にしている人が多いことに拠る。自分たちで自分たちを狭めてはいないだろうか。自分たちは鉄道になろうとしていないか。


COMMENTS : あらゆるリレーションの密度を高めるために、webサイトを構成すればクライアントは拒否し、つながりたがらない、つながれない。いままでの商売でなしえなかったことを実現し、本質の商いに回帰すべく提案しても、思考できる環境にない企業の体制、その歴史で魂を抜かれた右向け右ちっくな兵士。思考をしようにも頭にフタが乗る体制・体質なのに、目標管理の人事制度、それが更に自分のことだけを考えることにつながる悪循環、つまりクリエイトできない、故に業務思考。役員も社長も例外なくその道を通ってのエスカレータ。良いところを引き出し、商売というものの不易と照らし合わせ、かつ成長シナリオを描き、アウトラインイメージを作り上げても理解するすべがない。痛い目みないと。webサイトとは、少なからず企業のアウトラインを示すモノ。しかし制作業者もそれすらわからず、また、わかっていても踏み込めるだけの説得力と、リーダーシップを発揮できない。サイトを作る、というならば、その特性を理解すれば、やはり枠を自ら取り払い、自分たちが感じる理想の着地点に導けるだけの精進をせなあきませんな。・・・と感じる、制作もやるコンサル会社の寝言でした。 NAME : とおりすがり : December 11, 2003 04:36 AM

コメントをありがとうございます。そうですね。本当に仰る通りだと思います。もう御意!という感じで、書かれた一字一句に頷いてしまいます。結局ウェブサイトというものは経営も業務にも強く改善を強いる存在なのですが、組織のために個人が存在してきた旧来の企業体では、すべてにディシジョンが曇ります。そこをどう突破していくかが僕の日々の課題です。そしてこれは、クライアント側にも言えることですが、ベンダー側にもいえる事。表層のデザインやパッケージされたソフトウェアでどうのこうのでは何も動きません。そういった大きな視点でモノを動かし価値を作っていけるように提言と警鐘を続けたいと思います。ありがとうございました。NAME : s_h_i_n_z_o : December 11, 2003 12:07 PM

黎明期からインターネットという価値を(「曼荼羅ネットワークという価値」の方が適当かも)必死に浸透させるべく尽力された方、そして「その先に何かがある」と、これまた必死に使ってきた人たちの潜在的なインスピレーションに何が訴え、そして使ってきたか(使われてきたか)ということを考えれば、やるべきことは凄く簡単ですよね。我々も含め、その方々が「その時点」で、どうすれば「いま」より「何が」「どう良くなるのか」ということを必然として考えるわけですから。これ、マクロ的に見れば、その時点のムリムダムラというものを均すということで、世の原理原則の一つで「バランス」というものだと思います。経営にも業務にも強く改善を強いる、またはすべてのディシジョンが曇ってしまうのは、このあたりが回答の一つだと思います。故に、「総論賛成!(IPネットワークを利用したアレコレ)」となるのですが、いざ走り始めるといままでの行為を否定することも多く、延々と目的地へランディングできない、または時流という観点からコトモノを見られず、「いままでの仕組み」へ引き寄せようという「妥協の産物」となってしまいますね。(^_^;)恐らく、本当にやりたいことの半分もできないのではないかと想像します。(失礼な話ですみません)私もできませんもの。また、提案したいコトモノも、本質的なプレゼンテーションという観点からすれば、半分もできていないというのも事実だと思います。私が思うに、大事なことは考え続けること、実践し続けること、反面、「こうしたら、あなたの会社はもっと良くなりますよ」と正直思ってやってるわけですから、それが素で伝われば良い、と、真摯にこだわらず、ゆずらずやっていくしかないんだ、と思ってます。はじめての書き込みなので、なんや酔うてんのんか?という口調であえて書いてしまいました。失礼しました。「仕事」を見てる人間が居ると思います。是非がんばってください。私ももちろん精進せなあきませんが。CIという名のラクガキ、(^_^;) 法務局そばの司法書士事務所のデカイ看板、医者のデカイ看板、葬儀屋の派手な電飾看板みたいなブランディング(能なし丸出し)、まず、コンサル会社やデザイン会社がこんなことをしなくて済むように頑張らないとだめですよね。 NAME : とおりすがり : December 11, 2003 11:48 PM

補足です。単純化と複雑化、農業化と工業化、組織力と個の覚醒、などなど単なる例えですが、相反するモノを融合していくという行為は今まで必要なかったですもんね。キーワードは人間力というもので、実質商売も何もかもここがすべてといって過言でないと思います。モノを作るのも売るのも買うのも人間ですから。(^_^;) そのためには、教育ならぬ共育という概念、成功するために市場に○○な戦略・戦術をうんちゃらかんちゃら・・←ではなく、如何に「溶けるか」。好き放題やる、と、好きなことをやり続けるの意味が違う、それを企業が認知するタイミングだと思います。もっとも「何が好きなのか?」が風化してしまっていますが。このへんが難しい問題です。我々は採寸ビシバシのオーダーメイドの服を作るのがベストな仕事でしょうけれど、逆に限られた時間の中で、妥協とも言える服であったとしても、そこに「逃げ」を作り、大事なことは着続けてもらうこと。・・・だと最近思いまする。NAME : とおりすがり : December 12, 2003 12:10 AM

とおりすがりさん、いっかい飲みません(笑)? いやまじで。是非一度お話したいです。よかったらメールください。ぺこり。 NAME : s_h_i_n_z_o : December 12, 2003 03:21 AM

このエントリー(コメント含む)から得られる価値はすごい高いですね。というか密度が高いと言うか。個人的なものですけど。お金払ってもいいと思いました。とあまり価値のないコメントをぶら下げるのもアレなので、得られたと思える価値を自分に活かせるようにがんがろうと思いました(謎)。いや、素で久々に文章読んでて感動して、かつてのML(謎)を思い出した勢いでコメントしてます。ごめんなさい。 NAME : 宙蔵 : December 12, 2003 03:53 AM

マジで感動しました。何度も読んじゃった。言葉ひとつひとつがすばらしい。精進精進・・・。 NAME : ワニ : December 12, 2003 10:12 AM

すみません、色々書き殴りました。。朝起きて呼んでみると少々こっぱずかしいですな。(苦笑)誤解無きよう記すのですが、私は企業さんに文句があるんやないです。ただ、転換期にさしかかっていると思います。私が思うに85年ぐらいからこの動きは表面化してきていると思います。いきなり一気にいけないですから、色々問題もありますよねえ。ただ我々が気づいているのであれば、なんとか情報としてお渡ししたいのですが、ご想像に漏れず、書いてることがいっぱいいっぱいで、(苦笑) 四苦八苦しとります。手段は仕事そのものでも、「絵」という抽象的な、でも一番わかりやすい未来予想図でも、なんとかもっとよさげになる方法がありますよ、と伝えたいのですが、単なる妄想かもしれませんね。(苦笑)飲みに行くんですか?ちょっと恐れ多いのですが。(^_^;) 色々お話聞かせて頂きたいのですが、すんません、メールアドレスがわかりません。(苦笑)私のは書き込んであります。>みなさま 単に言葉にしてるだけで、実践できるかどうかは別問題です。(苦笑)みなさんがんばりましょう。私もボチボチと。 NAME : とおりすがりじゃないやん、もう : December 12, 2003 10:48 AM

そもそも、我々は、サービス業として、企業さんのお手伝いをしているにすぎず、大きな意味での社会との責任関係は企業さんを通じてということになりますので。さて、話を本題の「鉄道の誤った選択」に戻して、わかりやすく言うと、そこに僕が見出すのは、そもそも俺たちって、なんでウェブに固執してんだ?っていうことです。他にもやりようはいくらでもある。その中で、自分たちの提案や仕事は、そもそも何なんだ?そもそも何を実現するためにウェブを使っての提案してるんだ?ってことです。もちろんサイトを作ることを目的とする話ではありません。その背景にある思想のようなものを、日々の自分の仕事に滲ませてるかい?っていうような危惧です。 NAME : s_h_i_n_z_o : December 12, 2003 07:30 PM

そうですね、そんな意味で掲載されたのであろうと思ってました。ハッキリ申し上げて、クライアントさんの要望を素のまま受け取っていたら「作るのやめましょう」というのがあまりに多いような。(^_^;) かといってクライアントのせいとか、自分たちのせいとか、そういう問題でもないと思います。要するにお客さん(企業)さんに満足してもらえるように、我々もまた、枠を取り払い大事な一点だけ見据えればよいのかな、と。自ずと取り組むべきコトは見えてきますよねえ。※メール書きますね。ありがとうございます。 NAME : とおりすがり : December 12, 2003 08:26 PM

デザイン馬鹿としては、仕事の中では泣きたくなるような理不尽さ(のように感じてしまう)や、自己嫌悪に陥るような虚しさ(のようなフーに考えて自分を保つ)を感じることが少なくない日々。でも、結局それは自分の力不足そのものなわけで。さらに、そういうことで毎回凹んでいる自分が誰よりも一番ダサいわけです。んで、おい信蔵!それを自ら受け入れた上で、ウェブっていいわぁ。デザインってさいこぉー。コミュニケーション楽しぃ。ってことを本当に考えてるか?考えられてるか?ってことなわけです。偏った考えに固執してしまってるじゃんよ、とか自分で自分を壊すのは辛いけど、それやんないと(笑)。 NAME : s_h_i_n_z_o : December 12, 2003 09:00 PM

Tuesday, December 09, 2003

works, today 1209/03

2時半帰宅。3時半、就寝。9時、起床。10時、赤坂。マクロメディアのデベロッパー向けセミナーに参加。得るものは沢山あったが結局メモリアロケーションの謎は解けなかった。会場に使われた「トスラブ山王」というビルがバブルしてたのが印象的。しかし、朝10時にデザを集めるというのもすごい企画だが、眠い目を擦りつつ集うところは皆まじめってこと。今後の業界は明るいね(謎)。

12時、一緒に行ったごっさん、えいじ、カズッシュと赤坂の「鳥元」でランチする。親子丼うまうま。写真撮ってくるというカズッシュと別れ、13時前、帰社。連載原稿の入稿作業。14時、某社へ。今日はブランディングに関する意識調査で、各担当取締役への個別ヒアリング。相手が相手だけに誤解のないように慎重に話しながら個々に1時間づつ立て続けに行う。安易なヒアリングは相手方企業を混乱させプロジェクトを頓挫させてしまうので慎重になる。

18時、帰社。H社サイトの撮影ディレクション。子供っぽいアイデアに執着していることに駄目出し。大人を唸らせる世界観の構築は全てが洗練されていなければ駄目。20時、ニフティホームページグランプリの審査講評を書いて送る。今年は本当に実力伯仲だった。21時、O森さんから連絡があり某ラグジャリーブランドの国内ブランディングの相談。金曜の定例オヤジ会までに案を練ることに。来週には先方の社長と懇談必至。もう忙しいっちゅーねん。22 時、ついでに懸案のブランディングの件の考えをまとめるべく集中。感情スクリプトとコンテキストコミュニケーション。これらの一致点を見出すことが課題。

inconvenience

がーん。超ショック。家のすぐそばのコンビニが突如閉店。まじですか。まじです。なんで?売上低くて。う、そーなの。みたいなことで閉店らすい。それでなくとも生活するには決して便利ではない南青山。その中でも近所にコンビニがあることで、僕のこの昼夜問わない生活はすごく支えられていたので正直言って悲しい。くだんのコンビニは、「JustSpot」という無名というか今どきのコンビニ業界からは完全に出遅れまくった感のあるパン屋の延長線上のようなコンビニだったから、仕方ないと言えばそれまでだけど、さすがに思い出多いんだよなぁ。

オーナーの関係でいつも中国からの留学生がバイトで働いていて、新しい人が来るたびに色々話したりして、いつも僕の顔を見ると「まーぼろめんそー?」とか聞いてくれたり、「あっがとござますー」とか。なんかいつも和んでた。思い出と言えば強盗事件があって、その時にホールドアップさせられた彼はすぐに中国に帰っちゃったり。あー、コンビニって文字通りコンビニエンスだった。これからは少し離れたスーパーやまだ(ここのおばちゃんもかなりトボけてる)まで歩いて行かなきゃ。

Monday, December 08, 2003

works, today 1208/03

10時起床。確実に疲れは楽になった感じ。だが背伸びをっすると首と腰の痛みが残っている。もう1回、ぐぎっとやってもらった方が楽になるかな(ちょと怖い)。11時出社。1時間ほどかけて、頭の中でデザインを思い描きつつサイトマップを作る。うげげ、50ページ越えてもーた。13時、日本橋の某社に移動し、叩き台を軸に詳細確認。15時、打ち合わせ終了後、急ぎ移動して「銀座アスター」でクイックランチ。酢豚が美味でにんまり。

15時半帰社。連載執筆。17時、M社の年内更新作業の段取り確認。その後、連載執筆に戻り、書く。書く。19時、某社新企画のキックオフ。この案件は今までにない新しい取り組みなので、まずは押えどころの組み立てからスタート。20時、連載執筆に戻り書く。書く。いつものように3,000字と格闘。23時すぎ、ようやく執筆終了。今回のテーマは「企業の社会的責任」。CSRを見据えたコミュニケーション指針は僕が今一番注力しているテーマだが、実際には範囲は広く1回の連載では書ききれない。気がつくともう24時。また首が痛み出した。固まった姿勢のまま原稿書いていたからだろうか。体操しなきゃ。

Sunday, December 07, 2003

rest, today 1207/03

終日沈没。寝ても寝ても眠く身体がダルい。整体の影響だろうか。この眠けの先にスッキリが来ることを思いつつ惰眠と安静を続ける。原稿を書かねばならないのだが、起き上がれないので、頭の中でプロットを組み立て、ちょっとだけメモを書いて、また横になる。夜、表参道の「茶々」で夕食。おまえらサラリーマンかよっていうような女の人の集団の大騒ぎがウザくて辟易。なんで人は飲むとあんなに大きい声で話すんだろう。うるさいんだよ、ったく。22時帰宅。今日は、とにかく無理せずの一日だった。明日から、また激務が待っている。頑張るぞ。

Saturday, December 06, 2003

works, today 1206/03

帰宅後、ベッドでThinkPadを開けるが目の焦点が合わないなぁと思う間にばたんきゅ。10時半、ぐっすり寝て起床。10時間以上寝たのは久しぶりだ。起きてみると今日は寒い。12月なんだから当然のことで、これまでが暖かすぎだったのだろう。今週すごい勢いで落ち葉が進んでいたのを思い出す。家の前の銀杏も真黄色だ。

11時、広尾の整体へ。肩と首を集中的に治療。悪い姿勢のまま身体が固まっていて頚椎が少しねじれているらしい。治さないと背中が丸まり首に負担がかかる類人猿っぽくなるらしい(ほんまか)ので、しばらく通うことに。治療後、「つくしん坊」で親子丼を食べ、スタバで珈琲飲んで帰宅。14時、撮影の準備のため南青山の事務所の中から小道具を細々と引っ張り出す。19時、六本木のKスタジオへ。今日のカメラマンは売れっ子のO川君。互いに忙しいのでこんな時間からの撮影となったが気心の知れた彼とは仕事が速く進む。テキパキ撮って、22時撮影終了。スタッフたちと軽く食事したら、またがくっと来て今日も早々に沈没。

Friday, December 05, 2003

works, today 1205/03

完全徹夜で約16時間ぶっ通しでデザインし、ほぼ完成まで仕上げる。ほとんど1サイト丸ごとデザインした感じ。ページにして30ページのインタラクティブだから1ページ30分というハイピッチ。明け方、間に合わないかと少し不安が過ったが、集中力は落ちずイメージ通り仕上げられた。身体的には非常に辛かったが、企画から仕上げまで一気にデザイン出来る喜びが身体の中を駆け抜け続けていた。なんとも不思議な感覚なのだが、出来上がるまでは睡魔ひとつ襲ってこなかった。やっぱり僕はデザイン馬鹿らしい。

12時、完成したものをサーバに上げた途端に気が抜けたのか、ガクっと来て1時間ほど気を失う。13時すぎ、なんとか気を戻して今日のスタジオ撮影に関する確認。14時、プレゼン資料の最終確認を行って青山の富士フイルム本社へ。15時、プレゼン開始。複雑な要件が重なり合う中、練りに練っての企画を2案、約1時間半に渡って提案し、さらにそこから1時間半の議論。結果、ゴーサイン。心底ほっとする。まぁ、実際は、これからが大変なのだが、前例のない提案を受け入れ「よし、やろうか」と言ってくれた渡辺事業部長の期待に応えて行きたい。

携帯を見るとスタジオから何度も電話が入っていた。大急ぎでタクシーに飛び乗り乃木坂のスタジオへ。18時、スタジオ着。ふらふらなのだが気力を絞って意識を変えてディレクション。テンションを上げ、リズムを作り、次々に構図を決めて撮る。撮る。撮る。モデル撮影で、6人という絵は、まさに欲しい絵をその場で決めて行かねばならない。集中しまくって21時半、無事終了。いきいきとした良い絵が撮れた。時計を見ると22時前。いったい僕は何時間起きてるんだろう。その計算も出来ないほど消耗している感じ。明日は明日で午後から別件のブツ撮影あるし、今日はもう寝ます。おやすみなさい。

Thursday, December 04, 2003

works, today 1204/03

22時就寝。3時起床。少し楽になった。強い疲労感は睡眠不足が原因か。朝までプロジェクトベースで業務。午前中、今日の講演のプロット組立て作業。13時、移動。14時、横浜着。ECジャパンの大内さんの講演の後半を拝聴。勉強になる。14時半すぎ講演開始。オーディエンスにデザイナーがいない。全員スーツ着てるよって人たちに向けて話す。16時、講演終了後、急ぎ東京に戻る。

17時、帰社。18時、某社ブランド調査ランキングについて相談を受ける。簡単にランキングが上がる魔法などないのに、どうにかして欲しいらしい。仕方ないので別の魔法【謎】を教える。19時、明日のプレゼンに向けた作業段取り確認。20時、企画をフィックスさせ最終のデザインの仕上げに入る。後は時間との闘い。明日は午後からプレゼン。その後、スタジオで撮影。長い一日になりそうだが、まずはデザインを仕上げなければ。

Wednesday, December 03, 2003

works, today 1203/03

3時帰宅。4時就寝。10時起床。相変わらず身体が重い。11時半、お世話になっているお礼も兼ねてグランドハイアットのフレンチキッチンで壬生さんと久しぶりの会食。森美術館の存在が今後どういう波及をもたらすかについて色々話す。僕がハピネス展から受けた印象は際立ったキュレーションの存在だった。それがエリオットの力そのものであることは間違いないが、ファッションの世界にも通じる新しい価値を感じた事などを話す。きっと既存の美術館とは一線を画した存在として今後も成功していくだろう。

14時帰社。処務の片付けに少し手間取る。16時、ようやくデザイン作業に。18時、プロトタイプを形にして確認出し。18時半、別案企画打ち合わせ。白井君にデモ用のプチヘルプを依頼。20時、デザイン作業に戻る。作業再開し2時間ほど経ったあたりで我慢できないような強烈な疲れを感じ一度帰宅して横になる。明日は横浜で講演。それもあるので少し休んで今夜中に復活しなければ。

Tuesday, December 02, 2003

works, today 1202/03

4時帰宅。ずっと考え事をしていたが横になった途端に泥のように眠る。9時すぎ起床。家のスタジオに座り、一切の音を消して静寂を作り、コンテンツ企画の骨子になるコンセプトワードを絞り出すようにして書く。13時、なんとか書き上げデザインの詳細をイメージしながらラフ描き作業。ここをしっかりやっておかないと後で迷いが出て変に時間がかかるので集中。

15時、大量の資料を抱えて出社。すぐに金曜日の撮影の段取り。15時半、先ほど描いたラフを元にデザイン作業。17 時、六本木へ。タレントを数多く抱えるO社のK社長と約2時間半濃ゆい時間を過ごす。彼から宗偏流の話が出るとは思わなかった。しかしながら上場企業の社長はみなパワフルだ。

20時、帰社。頭を切り替えてデザイン作業に入る。アタリをつけていた資料から必要と思われる情報を引き出す作業、それを行いながらグラフィックを考える作業、デザインを起すための素材を作る作業、それらを見切ってから一気にグラフックワークに没頭。21時、明日の撮影のための指示。デザインに戻り 24時すぎ一旦完成。写真素材とサウンドも準備完了。明日、集中して組み上げる予定。

wow war tonight



たまにはこうして肩を並べて飲んで、ほんの少しだけ立ち止まってみたいよ。純情を絵に描いたような、散々虚しい夜も、笑って流せる今夜はイイね。温泉でも行こうなんていつも話してる。落ち着いたら仲間で行こう、なんて。でも、全然ヒマにならずに、時代が追いかけてくる。走ることから逃げたくなってる。Wow WawWar WowWar tonight, Wow WawWar WowWar forever 優しさに触れることよりふりまくことで、ずっとずっと今までやってきた。それでも損したなんて思ってないから、今夜も何とか自分で自分を守れ。

ヘイ、時には起せよムーブメント。ガッカリさせない期待に応えて素敵で楽しいいつものオイラを捨てるよ。自分で動き出さなきゃ何も起こらない夜に、何かを叫んで自分を壊せ。思えばラブソングなんて歌ってみるとき、必ず目当ての誰かがいたような。それでも何かの役にはたってる。人生の。

流れる景色を必ず毎晩見ている。ウチに帰ったらひたすら眠るだけだから、ほんのひと時でも、自分がどれだけやったか、窓に映っている素顔を誉めろ。いつのまにやら仲間はきっと増えてる。明日がそっぽを向いても走りまくれよ。そうしてたまには肩を並べて飲もうよ。


タクシーで帰宅途中、ラジオから懐かしい曲が流れた。疲れているからか妙に耳に心地良かった。家に戻ってCDを引っ張り出して聞いた。最後のフレーズに胸が少し熱くなった。いつのまにやら仲間が増えていることに感謝。もっと走りまくれ。<自分

Monday, December 01, 2003

works, today 1201/03

4時帰宅。しばらく企画を考え7時就寝。10時起床。雨。暗い。そのうえ眠い。身体が寝ろと叫んでいる。11時、審査会へ向かう。12時、大森にあるNifty本社へ。到着直後に古河社長とブログ談義。すでにニュースとして流れているがニフティが明日からウェブログサービスを開始する。以前会ったとき、僕も強く薦めたこともあって、今日までの経緯を詳しく聞いた。また、社長自身もブログを始めるという。ベンチャーではなくこういう大きな企業のトップがブログを開始し公開するというのは非常に珍しい。日本で最初ではないだろうか。素晴らしいことだ。

13時、審査会開始。今年はダントツにコレがグランプリ!という応募がなく審査は難航する。審査員全員で、これから求めていきたい方向性を何度も何度も話し合い、丸2時間の激論の結果、ようやく落ち着く。16時半、大森を後にして17時すぎ帰社。細かい処務を片付け、大急ぎで日経BPデザイン賞 2003の授賞式へ。懐かしい方、大御所など揃い踏み。授賞式終了後しばし歓談し、20時、会社に戻り、気合を入れ直してデザイン作業開始。今夜も徹夜かも、だが眠い。

BEYOND

昨日、青山ブックセンターで色々買った写真集の中でもこれは最高の一冊。この手の写真系は普段はまず手にとらないカテゴリーなのだが、この本はなぜか僕を呼んだので、開けて見たら息をのむ美しさ。ボイジャーなどの探査衛星が捉えた太陽系惑星の高解像度写真に驚き連続の300ページ。

この「Beyond: Visions of the Interplanetary Probes」は、僕を「呼んだ」っていう感覚なんだけど、そもそも、この本、カバーデザインが良くない。けれど中身は抜群。こういうものと出会う時、いつも「おーい」と、呼ばれた感じがする。これは服や器なども同じで、ふと呼ばれたような感じがしてお店に入り、奥の棚に後々まですごく気に入る何かを見つけたりすることが多い。自分でも不思議なんだけれど何かそういう縁のようなものが存在してる。

2009年1月6日、追記:僕がこの時に買ったのはハードカバー版。その後ペイパーバック版が2008年に発売され、さらに日本語版まで発刊されることになった。この写真集は、ソニーのデジタルカメラのCyber-shot T7の撮影の小道具にも使った。今でもお気に入りの一冊。