Sunday, November 02, 2003

economics, low and copyrights

林紘一郎先生のDマーク提唱を読み込みながら、今の時代、そしてこれから先の時代の変化に向けて考えなければ、と思い浮かんだことは、すでにすべて考え尽くされていた。それどころか今年の6月に発表された「法と経済学」の方法論と著作権への応用という論文からは、単に著作がどうだを越えて、今後の多様な経済活動の仕組みを教えてくれる。まさに素晴らしいの一言に尽きる。

さらに、この論文に辿りついたとき、この数日間考えていたことの答えを、こうして得られる環境(ネット)の素晴らしさを実感し直す。余談だがネット以前では学者は他人がやっていない研究テーマ、つまり歴史に自分の名を残せる可能性を知る術は学会(と学会での論文発表)しかなかったそうだ。当然、アホでマヌケでその場限りの興味に生きている僕は、このような高度で専門性の高い文書に触れることなど有り得ないばかりか、その存在を知る事すら叶わなかった。しかし今は違う。だからこそ、こうして知識を得ることが出来るという体験をした自分は、では、逆に何を残して行けるのか、ということに意識が行く。僕は一貫した行動が出来ているのだろうか、と。

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