Tuesday, November 18, 2008
Graphical Map
アル・ゴアさんが来て基調講演を行うグローバルサミットに誘われて、そのサイトの早稲田大学・大隈講堂への案内図のページで、ちょっと「お!」っていう地図を見つけたのでクリップ。グーグルマップていうのが、あまりに便利だから、みんなそれを使うようになったけど、こうやって余計なものを排除して、必要なものだけを整理し直された地図を見ると、デザインってすごいなって改めて思う。建物の部分だけアイソメになってるっていうのも見やすいし、これを持てばあの広大な敷地で迷うこともないだろう。インフォメーションデザインの基本は地図作りだと僕は思ってるんだけど、まさに!って感じがする。まぁ、この早稲田の地図が最高かっていうと、そういうわけじゃない。ただ、たとえば「東京ミッドタウン」のサイトにある地図と、宮崎さんところのアクシスの地図とを見比べると、明らかに「余計なものを排除して、必要なものだけを整理し直す」っていう作業が大切か、情報デザインが理解や正しい認知を生成するのに、いかに重要かがよくわかる。しっかり情報デザインされた周辺地図と、ありものを買ってきて流用した広域地図の両方を掲げてしまう六本木ヒルズとかの例も、そのあたりの違いが顕著だ。しかし、こういう地図の制作って、みんなが思っている以上に、ものすごく時間がかかる大変な作業なんだよね。実際に現場に足を運んで、地下鉄出口の向きとか、目印になる建物や看板を確認したりしなきゃいけないし、それを元にシンプルに凝縮し直してアイコン化したりと、ホントに大変。ちょー大変。でも、色々考えて地図が出来る瞬間っていうのはかなりの達成感があるな。虎屋の地図づくりもそんな感じだった。
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