Tuesday, January 20, 2009

Today at Noon

オバマさんの大統領就任式を段取りしているオフィシャルコミッティから、就任式で写真撮ったら就任式オフィシャルサイトから送ってねという案内が来た。こんな演出、日本じゃ考えられないな…。

ちょうど一年前、オバマさんがヒラリーさんと戦っていたときに、辻広雅文さんが「米国の政界を知り尽くしていた宮澤喜一元首相が、「米国大統領が大統領足りえるのは、あの選挙戦があるからこそでしょうね」と話したことがある。1992年、ビル・クリントン前大統領が彗星のごとく登場、パパ・ブッシュを撃破した、その頃である。1月のアイオワ州から始まり11月の本選まで続く長丁場で、立候補から就任までの期間は2年もある。その間、わずかな隙、ひと言の失言も許されない過酷で長い戦いは、大統領としての力量と度量を身に着ける鍛錬の場だと、宮沢元首相は言いたかったのだろう。(中略)彼らの討論は激烈だが、極めてロジカルであり、激闘を通じて大統領としての資格を磨きあっているようだ。(中略)共和党候補を含めた候補者全員が恐ろしく真剣で、志高く思想を語り、行政手腕に長け、コミュニケーション能力に秀でている」。とダイヤモンドで言っていたのを思い出す(出典:ダイアモンド・オンライン)。

その座に就く資質を試し尽くされるところを乗り越えて選ばれるアメリカ大統領。一方、我が国の首相は、2年前に「景気低迷時に消費税増税なんかありえない」と自信満々に語りながら、手のひらを返して次の選挙公約に増税を盛り込むと平然とした態度。この落差。悲しくなるね。二枚舌を使い、官僚や既得権を守り、改革を骨抜きにし、大衆に媚び、権力を乱用し、ろくでもない経済政策を重ねて日本を弱体化させ続ける日本の政治に、何を期待しろと言うんだと、オバマさんを見るたびに絶望を感じます。

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