Thursday, January 01, 2009

01 Jan 2009

「明けましておめでとうございます」って普通の言い方だし、「あけおめ」ってふざけんなって感じだし、なんか別の言葉で言えないかなーって思ってるみなさん、「明けましておめでとうございます」。なこと考えたってないんだってば(笑)。で、今日はびっくりするほどの快晴。暖かくて穏やかな元旦でしたね。うわー、ぶ厚ぃなー。なんすか元旦の新聞は。これが元旦らしさってことですか。厚さ3センチぐらいになってませんか。それが二つ折りで5センチぐらいのポストの口に「むぎゅー」って感じで突っ込まれてるよ。そういえば2008年度の広告メディアの中でも特に堅調だったのはオリコミという結果が出てたな。ローカルメディアは強し。

そんなポストを横目に見ながら、朝からお寺に行って今年の無病息災を祈願。昼前にはウチに集合ってことなので急いで戻って「おめでとー」。お雑煮を食べ、色々つまみながら真昼間から飲む飲む飲む。久保田の「万寿」うまーい。やばいね、これ。日比谷では仕事のない人たちのための炊き出しが行われているというのに、こんなことでいいのかと自問自答しつつ、「万寿」の魅力に負けて、「正月はくっちゃね【謎】スタイルが王道でしょ」ということで、3時ぐらいには完全に酔っ払ってました。急速な景気悪化で失職された方々や、解雇で社宅を追われた方々には、お気の毒ですというか頑張ってくださいと申し上げます。でもまぁ派遣労働者の方々と、僕たちが抱えている不確実性は何も変わらず同じだし、彼らよりも少しは高いリスクを背負う日常っていうものをわかった上でその道を選んで日々を過ごしているわけで、精一杯というところでは差はありません。派遣というリスクを自ら選んだのに裏目に出た方もいらっしゃるわけですし、一方で自分でヘッジ可能と信じた上でハゲタカという高いリスクを選択して、すべてを無くした外資系証券の人も沢山います。まぁ頑張りましょう。

3時ぐらいにテレビをつけると、ホントに見るものがない。その中でMXテレビが市川昆監督の「東京オリンピック」を放映してたので見る。すごく面白い。映像が素晴らしい。よくこんな映像を撮ったなというようなものばかり。今で言うならNHKの「プラネットアース」のような驚きがある。最後の男子マラソンのアベベ・ビキラが無音の中を走るシーンは信じられないほど美しい。実は僕はこのマラソンを目の前で見ていた。5歳だったが一瞬だけアベベが走り抜けるのを見たような記憶がある。この映画、DVDで見直そうと思った。見直したらcinemasの方に記録します。それと、なんで元旦に「東京オリンピック」なんだろうと思っていたら、2016年の東京オリンピック招致委員会がスポンサーになってた。なるほどね。

ゼイゼイ言いながら読み進めてきた「昭和史発掘」だけど、やっと襲撃が始まる第7巻を読み始めようとしたところに、瀧口さん訳(僕はレムを日本語で伝えられるのは瀧口さんしかいないと思う。「行動主義」という名著は彼女の知性があってこそ生まれたと僕は思う)の「コールハースは語る」が届いて(Amazonは元旦もいつもどおりに配達してくれる)ううう、って感じ。たぶん松本清張は後回しになるな。「コールハースは語る」は読んで消化した頃にまたエントリーします。かなりヤバげなDVDも発売されるし。

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