「猿人」のエントリーに、バカが多すぎなんじゃないのかってのを書いてる中に、ジョシュアって書いたけど、そのジョシュア・デイビスの最近のスタディが、この「space」。ベジエのハンドリングがテーマなんだけど、ジョシュアらしさが丸出しで、とっても楽しめる。キャプチャしたのは、まだプリミティブな段階でのスタディのところなんだけど、とにかくジョシュアのセンスを感じてしまって、なんかニマニマしてしまう。イントロを含めての、この28枚のスタックカードを、矢印キーで順番に見ていくうちに、「わーったしわぁ、キーチガーイでぇーす(差別用語ですみません)」っていうジョシュアの声が聞こえてくるような錯覚を覚えるし、ジョシュアがこのプレゼンテーションを、どういう感じに行ったかのも、これを見るだけで十分想像できる。
あるひとつの何かに興味を持つところから始まって、その興味の対象を、どういう方向にスタディしながら自分なりの展開を模索していくか。もちろんそこは個々の自由なのだが、スタディを重ねて行けば行くほど、次々にイメージが湧いてきて、さらなるスタディを深めていく、というところに、やっぱり「才能」と呼ばれるものが際立ってくるんだと思う。ずいぶん前になるけれど、ジョシュアは僕に「僕は子供の頃に絵を描いたけれど、画家のようにはうまく描けなかった。あきらめずに一生懸命やってみたよ。それでわかったのは、見えているものを見えているように描くってことですら、才能がなければ難しいということだったんだ。だけど描きたい!という欲求は、成長してもずっと消えなかった。そんな僕がFlashに出会って、勇吾の作ったものを見て、「これだ」と思ったんだ。僕の絵筆はプログラムなんだ!と思ったんだよね」って呟いたことがある。そのとき僕は打たれた感じがした。「そっかー」とか応えながら、自分の努力はジョシュアのそれと較べてどうなんだろう…という自問自答が自分を支配したのを昨日のことのように思い出す。「猿人」のエントリーで、僕が「バカ」と位置づけた人たちにわかって欲しいのは、こういうことなんだよね。ま、とりあえずジョシュアは元気そうだし、こんどNYCに行くし、「おみゃー元気にしとるかよー」って、突撃しよーっと。
Friday, January 30, 2009
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