Sunday, February 29, 2004

rest, today 0229/04

眠りの迷宮に迷い込む。これがデジャブのような錯覚。個々がスタックカードになったような感覚で、さらにインタラクティブ性も持っていたりして不思議な感覚。まるで良く出来たファンタジーなサイトをブラウズしているよう。どこからが映像で、どこからがスタティックなのかも気にならない。すいすい行くことも出来て、立ち止まって話し掛けられたりもする。色彩も多様に変化。宙に漂うものもすいっと拾い上げられる。ロールプレインのような物語の読み解きでありながら、文脈は消えず誘いの引力を感じつづける…。起きてから、仕事上のものすごいプレッシャーが自分にかかっていることを自覚。あほかと。夢見てる場合ちゃうど、と。さっさと具現化せんかい、と自分を戒める。

Saturday, February 28, 2004

rest, today 0228/04

なんなんだろう。何か精神的な理由だろうか、このところの睡眠不足生活のリバウンドだろうか。とにかく眠い。起きて色々。しかし眠気が襲ってくる。カフェでモノ書き。しかし眠い。今日は逆らわずに身体を休める。

Friday, February 27, 2004

works, today 0227/04

仕事に集中。9時、もう朝。一瞬考えて、やっぱり一旦帰宅。目覚ましセットしてばたんきゅ。ぐー。12時、起床。短時間だが熟睡。顔を洗って会社に戻る。13時、某巨大イヴェントの案件で急遽の対処。正直、その件も責任を持って取り組むとしたとき他との兼ね合いを考えるとキャパを超えてしまい、結果、誰もが不完全燃焼に陥ると判断。信頼できる古くからの友人に振る決断。喜んで、ということで一件落着。14時、個人面談。経営者としてではなく人間として接する。15時、昨夜から突付けてきているデザイン作業に戻る。

16時、bAへの応募者の面接。健全な上昇志向が垣間見えて好感。17時、デスクに戻ってデザイン再開。19時、うぉー、orkut経由で、僕の JavaScriptの師匠である高橋さんからメール。いやー、ご無沙汰しててすみません。20時、ようやくデザインの骨子が固まったので、アシスタントを集めて世界観の説明。エッセンスを定着させるための準備を指示。21時、人に説明すると自分の内の整理がつく、と良く言うが、まさにその状態。ここ10 日ほどスタディを繰り返しながら溜め込んできたアイデアが、すこっと抜けるように掴める感触。その心地よい感覚に乗って、そのまま作業継続。24時、来週の予定を確認し、それに向けて週末をどう使うかを決めて退社。広尾の「丸亀製麺所」で軽く食べて帰宅。

Thursday, February 26, 2004

works, today 0226/04

深夜、帰宅。眠いけど明け方までスタディし、6時、就寝。11時、起床。体がだるい。軽く食べてから作業再開し黙々。15時、会社に向かうが異常な渋滞。16時、日経コンピュータの取材。記者の方から色々お話を聞くと、SEのワークスタイルは相変わらず「希望通りに必死に作る」とのこと。しかし仕様は相変わらずシステム寄りで、機能は実装されたが使う側の都合との乖離が大きい場合が多い。相当根深いようだ。とにかく「仕様を忘れて客の問題の本質に目を向けること」と、何度も話した。ユーザビリティなんていうのは事前に客を知っていれば問題を起すことなど一切ない。単に作る前の準備が足りないだけ。

18時、某巨大商社ファッション系のコンサルタント来社。某アパレル企業の経営コンサルを1年続け、新ブランド展開の話がようやく具体化の運びとなったので是非手伝って欲しいとのこと。コンセプトマップを見て主旨は理解。すぐにイメージも湧いたので引き受けることに。仕事はロゴ、色素材、パッケージ、織ネーム等付属品、その他アプリケーションなどのアイデンテティ全般。さらにブランドイメージ作りのため撮影とデザイン。アウトプットはカタログとウェブサイト。20時、某社コンテンツ企画の進捗確認。21時、デザインに戻る。そのまま徹夜。ぐぅ。

Wednesday, February 25, 2004

works, today 0225/04

帰宅してからも早めにデザインを進めなければ後が苦しくなるぞ感覚が消えず自宅でワーク継続。週末から緩電位なプレッシャーが数日続いている。昼間は打ち合わせや企画が多く集中的にデザインに向かえるのは深夜だけ。眠くて辛いが、あとでもっと辛くなるので仕方ない。さらに今日は実家の処務を片付けるため大阪に行く必要があり、余計に時間が足りない感が募っている。午前中デザイン作業。

12時、東京駅。15時すぎ、大阪の実家到着。仏壇に手を合わすも、いつも頂骨が置かれていた場所が空いていて少しの寂しさ。16時、某所に兄と出向き懸案の対処。新たな遺品を持ち帰り自宅で確認。思いつく事を兄と話し合う中で新たな先に気づき急ぎ連絡。無碍に断られて当然のところ、すぐに会えた上に事情を細かく聞かず速やかなる解決に必要な事だけを丁寧且つ端的に示されて心から感謝。時計を見ると20時。今夜は絶対に東京に戻らねばならないので出たところで兄と別れ実家に戻らず直接新大阪に向かう。新幹線で移動中、逆の窓側に座った大地真央さん(やっぱすげー美人)に気を取られず(謎)車中黙々とデザイン作業。23 時、東京駅。

今日、両親が亡くなって以来、初めての感情が心を支配した。今日、僕と兄が目にしたものは生きている間には決して僕たちには見せなかったであろう私的なものが数多くあった。断片的にメモ書き。書き損じた手紙。届いた手紙の上に鉛筆で書き記された言葉。彼らの息子である僕と兄でも、そこから読み取れるものは少ないが、そこにある両親は、寡黙な父親ではなく、口うるさい母親でもなく、年老いた二人でもなかった。そして、父は父で、母は母で、本当に必死に生きていた、ということを理屈抜きに理解することができた。大変だったけれど大切に育ててくれたんだ、と思うと、自分の孝行がいかに足りなかったことか。

Tuesday, February 24, 2004

works, today 0224/04

10時、起き上がろうとすると、うぐぐ。こ、腰が痛い。それと連動したわき腹から背中の痛み。無理に立ち上がるとバギッといきそう。なーんかリバウンド出てるっぽい。そのまま横に戻って20分ほど首を揉むと首の痛みが治まり、ようやく起床。朝からおぢさんっぽくて情けない。今朝の某社での会議は昨夜十分に打ち合わせたので、那須に任せて直接会社に向かう。

11時半、午後に訪問する某大手都市銀行のサイトを複数のユーザー視点で1時間ほど利用検証。そこにあるサイト上での問題ではなく裏にある会社事情を考察。直球は僕の得意球だが変化球やチェンジアップを示せないと相手は「それが一番いいのはわかってる」と困らせるだけ。しかし業務部間の連携がほとんどないのがアリアリと見て取れる。まぁどの銀行も不良債権処理問題の次に巨額融資先の経営破綻問題を抱えているわけで、気分としては小口リテール部門の顧客獲得拡大戦略が後回しになるのも仕方ないが、転ばぬ先の杖は丈夫にしておくべき。13時半、大手町。某銀行のリテール部門から状況と方針等を聞く。15 時半、大手町を100mほど歩き某ピザハウスでチームと諸々意見交換しつつ遅めの昼食。16時、帰社。サイトの雰囲気を決定付けるデザイン要素のスタディ。部分のスタディなのだが全体の内容を見切った上で作業。

17時、巨大某案件のプロデューサーF氏来社。仕切りが変わったとのこと。おやおや後退かと思いきや、まったくその逆で最前線でやってちょーとのこと。まずは明後日までの作業色々について、その場で設計開始。しかし互いに確実に実現出来ると確信(それだけの経験を踏んでいる)しつつ、相手の力を尊敬しているので議論の焦点を限りなく高めて行けるので楽しい。さらに、足し算ではなく掛け算モード(ある意味今後のサイト制作に強く求められる能力)も違和感ナシ。その場で何を話しても、互いにそれらを取り込みつつ企画を豊かで意味あるものに向けられる。優秀で、勤勉で、遊び人で、美食家で、温和で、むちゃくちゃ厳しい彼のような人との仕事は、本当に精神的に楽。20時、デスクに戻ってデザイン。23時、ちょっと頭に来たことがあったので直接注意して退社。

Monday, February 23, 2004

works, today 0223/04

週末中に、コンセプトと具体的な企画内容の整合性を組み立てて月曜日に明快な全体像を示して今週ずごんと前進。という僕の予定タスクを誰かに頼める訳もなく、先週末に味わった久しぶりの燃え尽き感のメンテナンスのツケが来て、明け方まで企画作業。6時頃少し寝たが8時には起きて続きの作業。結局11 時までかかった。12時、出社。おぉ、桃から誕生日ケーキが届いてるではないか。ありがたく美味しく頂く。13時、徹夜で考えたアイデアが問題なく嵌まるかどうかの確認作業開始。与えたいエッセンスが徐々にクリアになってくる。15時、小林さんの写真をヴューワで一枚づつ確認。その中に、何も考えずに分解するとモニター表示で微妙なニュアンスが吹っ飛んでしまいそうな繊細な写真が結構ある。こりゃー秘密の裏技出すしかねーぞという感じ。

16時、某印刷会社の製版担当が来社。先週出稿した案件での特色使用について細かい相談のため、足を運んでくれる。17時、昨夜からの企画をチームにブリーフィング。19時、明日朝一番にあるクライアントでの会議についてチーム内で擦り合わせ。20時、デスクに戻ってデザインの準備作業。21時すぎ、神楽坂の某料亭へ。今月、結構話題になった某キャンペーンの立案者。うひょひょ。まじ。みたいなトーンでの会話だが中身は重い(僕は全然平気)ので回りをきょろきょろ。23時、もう一軒行くと誘われるが今日は勘弁しちくり。23時、帰宅。

Sunday, February 22, 2004

rest, today 0222/04

昨夜、写真家の小林さんと写真というものについて色々と会話した。その中で価値観の話になった。

「全世界を回るとですね、元々自分が持っていた価値観や美意識なんていうものは、実は薄っぺらいものだということを思い知らされるわけですよ。わかってるつもり、知ってると思ってることが、全然わかってないわけです。実際にそこに行っても、あると思っていたものなんてない。そこには何もないんです。でも実はあるんです。知識だけで見ていても見えないわけです」。

彼の口から出たこの言葉は、僕の胸を突き刺した。彼と別れ食事に行き家に戻っても、まだ刺さったままだった。知識と経験、理解と認識…、色々と考えが巡り昨夜は中々眠れなかった。4時就寝。昼過ぎまで惰眠。13時、起床。今日は明日以降の諸々への準備。本棚から色々引っ張り出して企画の準備作業。15時、散歩がてら近くのカフェに行き、右脳と左脳をスイッチ。17時、友人とお茶。僕はビンタンビールを一杯。19時、帰宅。28時、友人宅に移動。夕食をご馳走になる。

Saturday, February 21, 2004

rest, today 0221/04

年4回を2年間続けてきたセミナーを無事に終わらせることが出来て心底ほっとした気持ちになる。まず何よりも実際に恵比寿まで足を運び講演を聴いて下さった皆さんのお陰(ありがとうございました)。そして同時に日経デザイン編集部全員の方々の深いご理解とご尽力があってこそ。さらにマクロメディアの皆さんにも随分お世話になった。多くの人に支えられ、生かされている。

しかしこの三日間で過激に疲労困憊。なんとか複数の仕事を終えたが、いつもは多くの方々と話す講演後の懇親会の時間も立っているのが精一杯という情けなさ。21時半、編集長から労いを頂き、23時、帰宅。気が抜けたのか、玄関を入ったその後の記憶が全然ない。実際、気絶に近い感じだったようで、靴下とジャケットだけを脱いだ状態で13時頃に目覚める。14時間も寝てた。まさに爆睡。

週末は来週の準備を予定していたが、昼食の途中、頭が勝手に理屈っぽく動くのを感じ今日は休むと決める。14時、帰宅。掃除。溜まった雑誌類を分別して処分。さらに壁一面の本棚の整理。18時、恵比寿のウェスティンホテルで写真家の小林さんと打合せ。彼は明後日から20日間のロケなので、今日しかないということで細かい相談。写真家らしい目線で撮られた絵が心地よい。22時、某店で夕食。噂通り美味に納得。24時、帰宅。

Friday, February 20, 2004

works, today 0220/04

水曜の夜をほぼ徹夜に近い形で費やしたが、依然一切の余裕を生まず数分の時間が勿体無い。極端な時間不足に陥った状況が生む独特のイライラ感が続いている。課題は今日の午前10時までに、要件が全然違う資料を2本仕上げること。時計を見ると残りは12時間。今の進捗を冷静に再度自問。一方をなるべく早く仕上げ、残された時間すべてをもう一方に費やす、と決め、同時に2日目の徹夜を覚悟。

徹夜明けの後に大阪に出張して1本終え、休息を取らずに間髪置かずに別件に向かうという状態が今。すでに消耗が激しいのだが気合で行く。あっという間に朝。時計を睨みつつ作業。5時、1本目完成。すぐに2本目の仕上げに着手。10時、雑音が耳に届いてしまう。散漫さのようなものが頭を渦巻く。少し身体を動かすのと同時に軽い休憩は取るがエンジンの回転数は下げない。12時半、渋谷の会場に無事到着。13時、MAX 2004でスピーチ。14時半終了。15時、来週の準備のため連絡等あれこれ。16時半、渋滞で半泣き。17時、少し遅れて講演会場に到着しすぐにセットして講演開始。斎藤さんとの会話は、素晴らしく啓示に満ちた言葉が次々に示され驚くほど濃密な時間。心から感謝。21時、終了。疲れはピーク。

Thursday, February 19, 2004

works, today 0219/04

Monsoonで軽く食べて3時頃に帰宅。2時間ほど寝て、5時起床。激眠い。いつもの倍の濃さのビターな珈琲淹れて仕事再開。3時間のど集中。8 時、ようやく1本仕上げ。新幹線で寝る気満々で東京駅。9時、朝飯に弁当食べた途端に寝るが、新横浜で乗ってきた隣席の客のお陰で眠れず。グリーンに乗ってんだし少し静かにしろぃ。12時、ホテル阪急インターナショナルに到着。TCDの方々と昼食。13時半、講演。立体的ブランディングについて話す。15時半、無事終了。16時、ホテルのロビーに移動してメール確認。突然ものすごい睡魔が来る。

諸々片付けつつ18時すぎ、大阪にいる弟子と久しぶりに再会。信蔵さん変わってませんねぇ。なんかオマエ老けたねぇ(笑)な会話で互いに相変わらずを確認。早く東京に戻らねばならないのだが話が尽きない。その理由は、僕が独立した時、即座に彼は務めていたデザイン事務所を辞め、最初は手弁当で僕のアシスタントとして馳せ参じてくれた大切な男。どれほど助けられたかは筆舌に尽くせない。彼の支えがあったからこそ今の僕がいる。訳あって東京に来れないのだが最も信頼している人間の一人。彼と接して深い絆を感じる。

Wednesday, February 18, 2004

MAX 2004 Tokyo

明後日20日の金曜日、マクロメディア主催の「MAX 2004 Tokyo」にてスピーチする予定。内容はRIAについて。MAXが終わったらすぐに恵比寿に移動して夕刻から日経の講演の予定。明日の大阪での講演も含め話す内容が全然異なる講演が一度に何本も重なるのはキツいっす。

works, today 0218/04

7時起床。抜糸後は普通に歩けるのだが、ここ数日右足の傷跡に新たな違和感。傷全体が固くなり傷跡の存在感が増している。しかし抜糸後に大きなカサブタがべろりと取れたのには驚いた。9時、講演準備。過激に時間が足りない。焦りモードでド集中。12時、Hotel Costesとかラウンジ系で過ごしてたが集中力が散漫になったのでUnderworldのJumboで無理くりウキウキモード(謎)に意識の切り替え。レイジーな曲より今の焦り状況には効く。14時、面接。15時、講演準備再開。17時、面接。19時、講演準備再開。21時、RIA関係者会議。23時、今夜は徹夜必至の状況。あー腹へった。

Tuesday, February 17, 2004

works, today 0217/04

疲れていたが頭に残っている会話からの気づきの残像が鮮明で眠れず色々考える。就寝、4時。9時、起床。快晴。晴れが続いていて嬉しい。11時、青山。某社コンテンツ企画会議。12時半、空腹で目が回っていたので講演のための考察を兼ねて「IL PACIOCCONE」でマルゲリータを一人で食べて満喫。やっぱここのピザは最高。13時半、帰社。企画作業を黙々。16時、某大教授来社。色々意見交換。17時半、デスクに戻り諸々。 19時、並木橋。18時の約束に一時間遅れで某社へ。社長・副社長と意見交換。20時半、軽くメシ行きますかと言う事で渋谷橋の「松玄」へ。なぜかそこに弟子も同席してたり。23時、帰宅。さて仕事するべ。

Pirelli / Jan

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Monday, February 16, 2004

works, today 0216/04

10時起床。今日も快晴。疲れていたのか爆睡し寝坊。11時、定例オヤジ会に遅れて到着。企業経営に関する各専門家が集うので僕にとっては数少ない経済についての勉強の場。12時半、デスクで処務。13時、プチ会議。13時半、講演資料作成。今週三本もあるので頭がこんがらがって半泣き。16時、御茶ノ水で打合せ。19時、帰社。うぉ、orkut経由でAdobeのGeorgeからメール来たよ。子供出来たのね。元気そうでなによりということで次回来日の際に飲みに行く約束。ryzeに較べてorkutは別の繋がり感がある。19時半、講演プロット組立作業を再開。21時、某コンテンツ企画の打合せ。22 時、西麻布。某誌編集長と懇談がてら会食。おぉという嬉しい情報と難しい課題。25時半、帰宅。

a picture

chinese spam

えーかげんにせーよ。という感じの昨今の中国語のスパム。「重要通知!」とか「必看!」とか「集成大全」はフィルタリングした。最近は「你想和我一夜情吗?」とか「美少女意外走光」とか「啊?怎么可能?」とか。陈先生(謎)から来る「供求」とか。もうえーっちゅーねん。しかし、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれない。

仕方ない理由は中国のインターネットの爆発的な成長だ。調べればすぐ分かるだろうが、中国国内のネット利用者数は昨年のうちに8,000万人を越えていて、すでに日本のネット人口数を追い越して世界第2位。また中国ドメインのサイトも50万サイトを越えて急増中。どこの経済指標だったか忘れたが 2005年にはネットは中国人口の15%に達するという予測もある。つまり2億人(IP足りない問題を抱えてる)。一方の携帯キャリアの浸透率はそれを数倍上回る勢いで現在進行中(すでに億を越えている)。大きく見ると今の中国は確実にバブルに向かって突き進んでいる。この影響を日本が受けないはずもなく、西ばっかり見てないでアジアという足元を観察し自分たちを見つめておくべき時でもある。ドカンと来るよ。

Sunday, February 15, 2004

AFRA

すごい。ヒューマン・ビート驚きの技。最初見たとき信じられなかった。二回目見たとき信じた(笑)。しかし、しかしだ。AFRAはすごい。でも、それとゼロックスがにわかに繋がらなかった。最初に見たとき、ゼロックスの広告、という所まで記憶が埋まらなかった。彼とパーソナリティを重ね合わせるには乖離が大きいのだ。ブランドをマスコミュニケーションで構築しようとする気配がする。しかし脇が埋まっていないので連想に距離がありすぎて、ゼロックスの言うメッセージが希薄だ。

さらに弱さまで感じる。複合を伝えるメッセージなのだがコアが見えないため偉大な存在と同じに見てくれという虫の良い立ち位置のような逆連想だ。そう感じるのは、中身は全然違うが、同様の企業広告で日立が良いコミュニケーションを作っているからかもしれない。養老孟司の「私は知りたい」でRFIDを強く印象づけた一連の広告は、実は脇がキッチリ詰まっていて非常に立体的に連想が走った。継続的な知識伝達。事前準備が十分でなければ逆連想が来るのだ。

rest, today 0215/04

8時起床。ど快晴。9時、東京駅。母の頂骨を本願寺の御堂に納めるため大阪へ。沢山の法要を経て胴骨をお墓に納めて半年。亡くなって一年。早いものだ。 14時、最後のお別れ。15時、読経し焼香。そして無事に頂骨は阿弥陀如来立像の足元に納められる。一礼して本堂を後にするも心穏やか。19時、帰路につく。帰りの新幹線は今週重なっている講演のことを考える予定。今週は忙しくなる。

resolution control 2

メモ。以前メモしておいた情報解像度について別の切り口から再考中(切り口はまだまだ沢山残っている)。法事で移動するため新幹線に乗る。乗り込む前に東京駅ホームのキオスクで、普段まず買う事のない週刊誌を数冊買う。再生されまくった粗雑な紙に擦れたり滲んだりな状態で構成される記事と、これでもかとインクを盛り上げたテラテラ光るグラビア。現代、朝日、新潮…。それぞれ順に記事を斜めに読み飛ばしながら、週刊誌という枠の中にも情報の圧縮され方が大きく違うことを確認。編集方針という切り口から見える個々の雑誌の人格もあるが、そこでの手法は圧縮率の違いにも出ている。ムック、月刊雑誌、新聞と見てきたが週刊誌も予想通り。編集軸での個性の表出と情報圧縮技術。そして画素解像度ではなく情報解像度を見据えた適切なデザイン。これは今後の多様なネットデバイス上でのデバイス中心の考え方から脱却するための重要な切り口のひとつ。

Saturday, February 14, 2004

rest, today 0214/04

爆睡。朝、がばっと起きて慌ててメールボックス開けたら今日は土曜日じゃんよ。ぐー。寝る。12時、起床。起きてから借りてたDVDを2本。残剣が俺に似てるという噂の「英雄(うーん、死ぬ時が似てるのかも)」と、もう一度あのタイトルバックを見直したかった「キャッチミーイフユーキャン(色イタダキ)」。16時、某件で南青山5丁目。17時、神宮前。18時、サザビー本社。19時、表参道。20時、広尾3丁目。22時、帰宅。なんかバレンタインな感じ(謎)抜きな一日。

Friday, February 13, 2004

works, today 0213/04

4時、就寝。9時、起床。ね、眠い。10時、マクロメディアから来た某依頼の片付け作業。11時、昨夜作った広告の出稿の段取り。12時、懐かしい人から orkutのインビテーション。98年頃に盛り上がってたのを思い出しつつ、いやーご無沙汰ですぅな感じ。13時、麹町。恒例のbA全体会議。16時半、会社に戻って少しの作業と、某ラグジャリーブランドの最近のアクティビティをどう見れば良いかのりポートを作成し社内のディスカッショングループへ報告。こういうナレッジの蓄積がbAの根幹。18時、赤坂。ニューオータニでbA全員でのパーティ。ビンゴにしょぼーん。bAトリビアに爆笑。締めの挨拶で緊張(謎)。21時半、帰宅。二次会に行きたかったが、睡眠不足が原因か強い疲労感のため今夜はもう寝る。というか、この時間に家に戻れたのはいつ以来だろう。なんか小さな幸せを感じる。

追記。金曜日のbA全員でのビンゴ大会の結果。これだけ開いててリーチなし。イムはイケてる地球儀当ってるし。どーなの、この運の悪さは。まぁ、ここで運を使うこともないか(と強がってみる)。

Thursday, February 12, 2004

works, today 0212/04

5時半、就寝。10時、起床。12時、千駄ヶ谷の某事務所。13時、連載の出稿作業。14時、今週末のスタジオ撮影段取り確認。15時、デスクに戻り作業。16時、某誌の取材。絶対にこうだという解のない世界で、自分なりの解を見つける流れ(自分のデザイン)について話す。編集長から同誌にて課題型の連載を依頼され面白いとは思いつつ思案。18時、日経の連載を出稿して完了。18時半、明日のための準備と庶務。19時、某案件の雑誌広告の制作。集中してコピーライティング。23時、印刷物モードに頭を切り替えデザイン作業に入る。

Wednesday, February 11, 2004

rest, today 0211/04

2時就寝。7時起床。快晴だが寒い。明け方の底冷え。実は今日が休みだと言うことを昨日気づいておろろ。メールボックスを開けると、ワーム系は徐々に収まりつつ(日に40通ぐらいに減少)ある傾向だが、今度は中国語系スパム(読めないっちゅーの)がどばどば。それ系は言語のこともあってフィルタリングしにくいのでウザい存在。11時、所用でスーツ着て泉岳寺。13時、某友人と待合せてCLASKAでブランチ。某セレクトショップ系ブランドのためのアーキテクチャに関する意見交換。CLASKAのような場所を使った「場」と「時」作りと、携帯とPCを絡み合わせた極端に小さなコミュニティの有様などを議論。

18時、一旦帰宅。会社に行くつもだったが寝不足からか強い疲れを感じたので少し横に。20時、六本木。グランドハイアットの「旬房」でBFP北村さんと食事。互いの仕事の話で盛り上がり、次行こかってことでバカラBARに移動するも謎な工事中。仕方なく骨董通りまで車で移動し朝の4時まで「Grand Blue」。酔い覚ましを兼ねて歩いて帰宅。北村さん、めちゃ楽しかったです。遅くまですみませんでした。

45 years old

うぎゃー。忘れてたけど今月の24日でオイラは45歳になるらしい(まじですか。まじです。だって1959年の2月生まれだし)。んで、っていうことは…、がーん。ががーん。四捨五入したら50歳台という恐ろしい現実(おぇ。やだー爺だよー)。おめー、そういう歳としての自覚あんのかゴラァ!と言うような自己反芻に苛まれつつ、歳食ってんのは僕だけではない、と逃げてみる。そそ、みぃーんな歳食って行くわけです。そそ、これを読むあなたも気がつけば、お・や・ぢ(ニヤリ)。そそ、これを読むあなたも、もうすぐおば○ん(自粛)。でもまぁ正直言って色々な意味で歳を食うってのも悪くないよ。

burnt down

す、すげー。アキバ炎上。阪神大震災を思い出したけど、死者怪我人はナシとのこと。件の「ヤマギワソフト」のサイトはしょぼーん。

追記:今朝のニュースでは消防士を含み3人ぐらい怪我されていたらしい。消防士という仕事は本当に命がけの仕事だ。

Tuesday, February 10, 2004

works, today 0210/04

8時起床。睡眠時間は短かったが今朝は随分スッキリとした目覚め。10時、赤坂。某社役員会議室で某コンサルティングプロジェクトの中間報告。社長を始め役員揃い踏みの場で、言いにくい結果も含めての報告に少し緊張。しかし弊社N須くんの準備が完璧で一切問題なしで継続依頼を受ける。12時、帰社。12時半、来客。3月に行われる某カンファレンスでの講演を依頼される。RIA絡みの内容をご希望。13時、某社ウェブチーム来社。今日は社長も来られるということで会議に入り共にディスカッション。14時、経営会議。17時、社内庶務。18時、トラブル対処。19時、面接。寡黙だが骨のある若者。20時、デスクに戻りデザイン作業。21時、某社アテネ五輪企画の詰め会議。22時、デザイン再開。もう一息、頑張らねば。

Volvo S40

Monday, February 09, 2004

works, today 0209/04

7時起床。眩しい快晴。でもこの眩しさが日々嬉しい。朝から連載の仕上げ。最終稿を仕上げる段になって細かい言い回しに悩み、そのままどっぷり。ずぶずぶ。あーでもないこーでもないの自己反芻を繰り返し、ようやく2.600字。残す最後の400字がしんどい。行き詰まったところで週末の虎屋の撮影のために借り出した高価な器たちの返却。その後、明日の朝からの某社社長プレゼンのための社内最終打合せ。その後、日経BP社の某発行人主催のお好み焼き大会(謎)に参加。ひろゆきも来て、まじぇ!という話の交換会と化した裏暴露の連続に大笑い。その後(こればっか、というか時間が定かでない)一度会社に戻る。23時、ようやくyuuからorkutの誘い。おー、ケイタや勇吾が言う感じで確かに面白いね。

Risk Consultant

ワロタ。日本リスクコンサルタント協会が主催する「リスクコンサルタント・オブザイヤー2003」の特別賞を爆笑問題が受賞。特別賞の定義は「社会を見渡しリスクマネジメントについて社会貢献した方々」とのことで、今回の受賞理由は爆笑問題の著書「爆笑問題のハインリッヒの法則―世の中すべて300対29対1の法則で動いている」の出版により、リスクマネジメントの専門用語である「ハインリッヒの法則」の普及に貢献。斬新な切り口により、リスクマネジメントそのものに対する一般社会からの関心を高めたこと、らしい。広報的切り口で言えばこれによって大きな注目を集める結果にはなったと思うがそのリスクやいかに(ニヤリ)。

Natural Process

あーもー(謎)すごく楽しい気分(笑)。森美術館で行われている六本木クロッシングに出品されたexonemoの作品「Natural Process」が最高に愉快。久しぶりにぐさっと刺さった。これまで外へ出そう、もしくは外から入れようとするところ(まだそれさえも理解されない事が多いので苦悶したりしてるけど)までで止まってたけど、このぐるっと回るプロセスまでを示したのはとても意味があると思う。とにかく素晴らしいアプローチに拍手(ぱちぱち)。

Sunday, February 08, 2004

chugoku hanten / gourmet

通夜に列席してから都心に戻り、一度会社に戻ってから友人との約束に駆けつける。今夜は六本木ヒルズ向かいのマンディさん(謎)のとこの上(っていう説明も謎だけど)の「中国飯店」で夕食。やっぱウマぃ。何食べてもウマぃ。もう本当にちょっとしたことの積み重ねというか、そのちょっとしたことの素晴らしさ(たとえばシャキっとした食感とか、口に含んだ時の旨味の広がりとか)が、どの料理にも気配られていて満喫。今夜一緒に食べた友も食べすぎで苦しんで(食いしん坊なんだよオマエは)て笑った。

じゃぁ運動だ、ということで、六本木通りを渡り、ヒルズを通りぬけて、けやき通りまで散歩。ヒルズのファイバーを使った植木の照明が新鮮。でも、一昨日の子犬たちじゃないけど照らされ続ける樹木が痛々しく思う。けやき通りのTORAYA CAFEに挨拶してから奥のBACCARAT BARで一杯飲む。日曜日の夜ということでお客はまばら。でも、このバーは僕の好きなバーの一軒。明日も忙しいのであまり飲まずにボンベイを2杯飲んで23時帰宅。原稿仕上げなくちゃ。

rest, today 0208/04

読んだり調べたり考えたりを明け方まで。受験に向かう娘の健闘と心穏やかに試験に向かえるよう心から願って寝る。今日は昨日の嬉しい知らせとは一転して bAメンバーのお父様が亡くなったとの悲しい知らせ。諸々連絡を取り合い、CEOと所属部署のマネージャと共に三鷹で執り行われている通夜へ。7年前に父親を、昨年に母親を亡くした時の自分を思い出す。人の命、人生、縁、そして魂。色々なことが頭を駆け巡る。合掌。

Saturday, February 07, 2004

rest, today 0207/04

六本木の格安ペットショップで子犬たちが寝ているのを痛々しく(煌々とした光の下でずっと晒され、疲れ果てて寝ているか、変にストレス溜まった挙動。どことなく虐待に近い気がする)思いつつ、ちょっと酔っ払って2時帰宅。昨夜の日記を書くうちに映画が始まって見入ってしまう。ジム・キャリー最高。しかし裏でメルギブとアンソニ・ホプキンス。こういう時、マルチチャンネルリコーダーが欲しい(時間が無いから結局後でも見ないけど)。睡眠不足と酔いでガクっと落ちるはずが、巨匠との会話で頭の奥が冴えたからか、明け方まで色々考え事。就寝、朝の7時。

15時、起床。うぎゃー寝すぎ。昼夜逆転してまうがな。顔を洗って出直して(謎)連載原稿の執筆に向かう。頭の中で渦巻く多様なメモ書きのようなクリップを色々な文脈にプロットし直しながら筋が通るか様々に検証。それは理屈と現実の合間を埋める作業でもあり思索と施策の対話。僕の連載はそういう分裂病的な頭の使い方を題し、思索と施策を掛け合わせて「思策の糧」と名づけている。斜め読みでは「わかんねー」と思う。でも、読み取ろうとすれば得られる「糧」は無数に込めてある。18時、散髪。20時、やたー!やたー!受験真っ最中の娘に速達で合格通知(2次志望の某大法学部)が来たとの嬉しい知らせ。やたー。だが本人は至って冷静で、明日が1次志望試験なので今から予備校に向かうと言う。黙々と頑張る娘が、なんとも頼もしく愛おしい。さて俺は原稿に戻るとするか。

brand needs fortitude

撮影が終わってから、巨匠と「週末だし一杯飲むかぁ」ということで六本木防衛庁跡地横の「酒呑(ささの)」へ。牡蠣と白子をアテに久保田の万寿に舌鼓。カルティエなどのラグジャリーブランドや、ブレゲやミューラーなどの時計ブランド、さらに規模はエレクトロニクスなどには及ばないが、今、最も安定した産業のひとつ(非常に競争は激しく新しい価値創造力が問われる産業と言う意味で非常に熱い)でもあるコスメティックブランドを数多く手がける巨匠と様々な側面から情報交換。もちろん彼はフォトグラファでありながらクライアントのビジネスが何を基軸にしているか、すべて理解している(だからこそ巨匠なのだ)。だからこそ話していて面白い。

さらに話は互いの趣味の世界に広がる。最新のポルシェカレラGT3を手に入れるほど車への深い愛情を持った巨匠が、ミューラーやランゲを見て、そこには車とは次元の違う宇宙を感じるという話など、高い美意識、独自の視点、そして実際の経験を紡ぎ合わせた率直な意見は非常に説得力があり、いつもとは違う切り口でブランドについて多くの啓示を得た時間だった。そして最後に巨匠曰く、「ブランドは我慢なんだよ」。この言葉を耳にした瞬間に、色々な事が深く腑に落ちた。さらにこの言葉を念頭に置き、今まで考えて来た事を時間をかけて咀嚼してみたい。

Friday, February 06, 2004

works, today 0206/04

9時半起床。眩しい快晴で温かい。でも関が原は大雪らしく新幹線が遅れているとのこと。そう言われると、あそこはいつも雪景色。今日も午前中は締切り迫る連載の執筆。11時、kobaさんの「blog名作全集/荒シニモ負ケズ」に心和む。いやもう最高です。12時、ちょっと驚きのニュース。普通なら始末書で済む話(と思う僕が変なのかな)が整備不良で検挙とは随分な感じ。13時、某アパレル企業への提案企画。ここでも個と集合体の概念が頭の中を渦巻く。必要なのは個の指向を汲んだ上での全体のアーキテクチャ。

14時、連載に戻って文章書き書き。15時、今夜の撮影用準備の確認と指示。15時半、yuuに教えてもらったアクセスカウンターの設置を試みるも上手く行かない。とりあえず表示される状態まで。16時、印刷の仕様連絡と細かい指示。17時、定例。18時、虎屋の撮影のためスタジオ入り。18時半、別件某社のための撮影段取りの打合せ。19時、器を決めて和菓子の撮影開始。今回は商品点数も多いので今夜は撮影にどっぷり。

Strategic Web Design

通年で続けてきた日経デザイン主催の「Strategic Web Design」。最終回にあたる次回は2月20日。例年通り恵比寿で行う。内容は、今年掲げた「広告」、「リッチメディア」、「企業責任」という個別のテーマについての総括と共に、益々サイトの役割が拡大しつつある中で高度化を求められている側面について話す予定。また今回のテーマは「エモーショナル」。それについて、今後を語れる人は、ファッション、ラグジャリー、ビジネス、コミュニケーションを知り尽くした方、ということでゲストを日経コンデナスト社長の斎藤さんにお願いし、快く引き受けて頂けた。僕自身、マガジンハウスでは「BRUTUS」の編集長、さらに「VOGUE」、「GQ」と編集長を歴任されてきた斎藤さんと話せることが楽しみで仕方ない。

Thursday, February 05, 2004

works, today 0205/04

ものすごい勢いでエンジン回しつつデザインしたけど結局徹夜。すんげー疲れた。でもまだ続く。7時就寝。10時、起床。段取り確認し電話等々。少し安心し再度寝る。12時半起床。変にシャッキリ。13時半、なんでだか突然に神が舞い降りて、頭の中が勝手に整理つく。思わずメモメモ。メモしまくり。しかし、なんか極限な状態になった後に不思議と神が降りたりする。生理学的になんかあるのだろうか。15時、打合せ。16時、来客。まだ詳しくは書けないが大変名誉なことへの依頼。だが相当の覚悟もいる。予定時間を越えて話を聞く。

18時、デスクに戻り、昨日から頭の中で組み立てていたデザイン作業開始。印刷物なので頭の切り替えに暫し戸惑いつつ16頁分を一気にレイアウト。 21時半、一度手を止めてプリントして製本。リズム具合を目で確かめ細かい部分を仕上げ直す作業に入る。本文に太明朝を選んだので細かい字詰め作業。24 時、徐々に決まって来たなと思った頃にマシンが固まり、がーん。胸糞悪いので今日は終了。気持ちを取り直して明日再開するべ。

hard days nights

大変ありがたいことだが数多くの仕事を依頼され、ずっと時間と闘っている。仕事という側面では、次々に企画を出し続けながら迫り来る納期を睨みつつ納品物の品質に気を配る日々。また、連載の締切り、講演や取材の依頼なども容赦なく押し寄せる(立場上引受けざるを得ないものも多い)。仕事はもちろんなのだが、講演も執筆も取材も、自分に求められているのは常に新しい提言であり、仕事と同等もしくはそれ以上に内容の質が問われる。そして、実際、それぞれを確実に遂行していこうとすると、すべて頭の使い方が異なることに気づく。だが、それを続けてきた結果、日々の業務の中で自分の頭の使い方が、ある時は、この時は、という具合に何通りも思考出来るようになった。なんでも必死にやってみるもんだ。

Branding Workshop

雑誌とか講演とか自分自身のカバラージ記録。2月19日、TCDの招きで、大阪で開かれる「ブランディング・ワークショップ」にて講演の予定。内容は、時代の変化を見据えながら今何をすべきか、それがどう繋がるのか等を施策ベースで話すつもり。しかしながら昨今なぜこうもブランディングが叫ばれているのか僕自身は違和感がある。そもそも、それは今始まったことでもない。また、それが必要とされている背景を熟考されないまま「ブランディング」について問われる場合も増えている。与えられたこの機会を期にそのあたりが理解されるよう試みてみるつもり。

Wednesday, February 04, 2004

works, today 0204/04

ベッドの上に差し込む強い陽光。眩しさで目覚め、9時起床。ど快晴で気持ちよい。10時、国会の予算審議中継を片目に見ながら月に一度は必ず集中して行うデザイン系リサーチ。12時、某社新事業案内のアプリケーションデザイン。13時半、経営会議。16時、明日プレゼンの某社案件提案書作成。18時、先週前進した案件の社内企画会議。19時半、デザインワーク再開。21時、別件ディレクション。21時半、もう一つの案件のデザインに着手。23時、1案完成。残すは5画面。ううう。今日も半泣き。

Tuesday, February 03, 2004

julia + fractals

works, today 0203/04

気分転換を兼ねて久しぶりに「しまだ」で餅カレースープうどん(美味いよぉ)を食べて帰宅。帰宅後も色々考えていたがPCを閉じスーパーボウルを見て寝る。kazによるとジャネットがポロリしたらしいが気づかなかった。

起きて見ると今日も曇天。寒々しい節分。寒さが緩んだ感じだったがまだ2月になったところ。寒くて当然。多様な分野の専門家が集うbAの中でもセキュリティ関連に特に造詣の深いばけらからの指示に従いIEのURL偽装問題対応パッチのアップデート。詳細はえび日記のエントリーにて。偽装は防げるがIDとPASSつきのアドレスが適用出来なくなったので今後の企画に多少の影響あり。それより、再起動後、IEが覚えてた自分のIDとPASSをすっかりお忘れのご様子にがーん(対処情報)。とか言いつつ、今日は終日どったばた。はいつぎ、はいつぎ、はいつぎ、の連続。これはこう、これはこう、これはこうしてこう、っていうのを連続して、ようやく落ち着いてデスクに座れたのが23時半。ちょっと半泣きかも。

Monday, February 02, 2004

works, today 0202/04

2時すぎまで提案書作業。日常とは時間の使い方は違うが結構働いた週末となった。3時就寝。9時起床。今日は冷たい曇り空。灰色の空が重い印象。メールボックスにはワームメールが週末だけで426通(まじかよ)。全然収束していないようだ。サーバへのDos攻撃も激化しているとのこと。ったくウザい。珈琲を飲みながら、連載のプロットとメモ書き。頭の中には存在における個と集合体の関係についての考察が混沌としたまま渦巻いている。端から紐解いて行くしかないが、自分の頭を自分で紐解くのが最近の日常では非常に困難。

13時、某案件企画チェック。14時、今夜納品案件の最終確認作業。15時、西麻布。某社某部で企画の打ち合わせ。細かく説明と相談を行いプロジェクトは大きく前進。18時、少し疲れて帰社。すぐに後の打ち合わせに向け大急ぎで頭の切り替えと整理準備。19時、来客。叩き台をベースに要件詰め。バッサリ(謎)行く方が明快どすえという僕の方針に合意を得て、とにかく全ベンダー(いったい何社が絡んで来るのか想像もつかないけど)を引っ張ることに。明日までに提案書を形にする予定。21時、少し疲れてデスクに戻り、某社、広告からCRMまで全レベルのコミュニケーション&ROI向上提案案件の企画とデザインの同時作業。今日はなんか頭の切り替えが大変なのは、月曜日だからってことなのかしらん。

Sunday, February 01, 2004

rest, today 0201/04

惰眠から抜け出せずうとうと。11時起床。今日は晴れ曇り。起きてから某クライアントの競合の動きとその狙いを集中してリサーチ。技術がなければ参入が難しい業界。だが、そこは買収で補完可能。しかし細かいチャネルマーケティングが決め手。製品開発力と同等に、ここでも問われるのはブランディングの力とそのマネジメント力か。いずれにしろ、どんな企画、どんなデザインを考えるにしても自分のクライアントの持つ本質的な競争力を市場評価軸からも見定めておくのは大切。どんな場合も発想の想起点は全体俯瞰から。それは現実的には不可能に近い場合もあるが、出来るだけそれに近づくこと。

遅い昼食後、調べたことをアタマの中で元々の組立て理解軸にマッピング。そうすると、やっぱコレしかないな、うっしっし(謎)という感じ。18時、コンシューマ系ビジネスの複数のクライアントの売り場をリサーチ。面白い。何を見るべきかアタマの準備をしてから出るとすべてが読み解ける。予想通りでもあり、なるほどと思えることも。クライアントの競合の戦略も見える。リサーチ対象の一方の業界はぱっと見ると混迷しているが一般的な認識以上にそこに深い事情があることもわかった。すべての答えは現場にあるというマーケティングの定石。収穫多し。21時すぎ、少し疲れて帰宅。