Sunday, February 15, 2004

resolution control 2

メモ。以前メモしておいた情報解像度について別の切り口から再考中(切り口はまだまだ沢山残っている)。法事で移動するため新幹線に乗る。乗り込む前に東京駅ホームのキオスクで、普段まず買う事のない週刊誌を数冊買う。再生されまくった粗雑な紙に擦れたり滲んだりな状態で構成される記事と、これでもかとインクを盛り上げたテラテラ光るグラビア。現代、朝日、新潮…。それぞれ順に記事を斜めに読み飛ばしながら、週刊誌という枠の中にも情報の圧縮され方が大きく違うことを確認。編集方針という切り口から見える個々の雑誌の人格もあるが、そこでの手法は圧縮率の違いにも出ている。ムック、月刊雑誌、新聞と見てきたが週刊誌も予想通り。編集軸での個性の表出と情報圧縮技術。そして画素解像度ではなく情報解像度を見据えた適切なデザイン。これは今後の多様なネットデバイス上でのデバイス中心の考え方から脱却するための重要な切り口のひとつ。

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