Thursday, March 19, 2009

カルティエ特別展「Story of...」

お口直しってわけじゃないですけど(笑)、日仏交流150周年を記念して、東京国立博物館にて「日仏交流150周年記念 特別展「Story of...」カルティエ クリエイション~めぐり逢う美の記憶」が開かれるのでエントリーしとく。

日本はもとより、海外の美術館や博物館に足を運んでも「ジュエリー」っていうカテゴリーは実はあまり触れる(じっくり鑑賞する)機会が持てない。飾ってあっても本物じゃなかったり、輝きの失せた様式美を見るだけのアンティークだったりすることも多い。そもそもジュエリーっていうのは眩いような輝きを身に纏うために存在するわけで、本来は人が身につけた状態が最も美しいというか、そういう状態を想定して作られたモノなわけだけれど、そんな大金持ちに友人はいないし、かと言って根性決めてバンドームあたりのジュエラーの呼び鈴を「じじー」って鳴らして中に入っても(どのお店もとっても上品で丁寧に扱ってはくれるけれど)僕みたいな貧乏人は簡単には2階に上げてくれないわけで(笑)、そういう意味でも職人技が生み出す本物のジュエリーの「輝き」というものを目の当たりにする稀有な機会かもしれない。

それに、僕も色々とジュエリーブランドの仕事はしてきたけど、やっぱりカルティエは別格。これは六本木の巨匠も、ウチのビルの地下のスタジオの巨匠も異口同音。それに過去からさかのぼってカルティエのブランド世界を俯瞰できるなんて、やっぱりちょっと興奮するし、ちゃんとスーツ着て見に行きたいって感じもあるかな。また、展覧会のアートディレクションが吉岡徳仁氏というのも見てみたい理由のひとつ。4月5日の日曜日には徳仁さんの講演会も開かれるとのこと。

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