Tuesday, October 21, 2003

figurative sence

フィギュラティブというかメタファというか。このところブランド表現について多面的に考察を続けているが、その中で、暗黙知を形式知に置換する時に、用いるべき言語表現の指針作りに辿りついた。特に多くの連想をもたらす手法として効果的な、いわゆる「比喩」について色々考えていたが、松岡正剛氏の本に面白い記述を見つけた。「比喩」は「喩 (たとえ)」によって近似的に連想を呼び覚ます表現手法だが、この「喩」を美学理論で分類すると「メタファ (隠喩)」、メトニミ (換喩)」、そして「シネクドキ (提喩)」という三つに分類できる、とのこと。以下に例を挙げてみる。
メタファ(隠喩)月見うどん白雪姫たい焼き
メトミニー (換喩)きつねうどん赤ずきんたこ焼き
シネクドキ(提喩)親子どんぶり人魚姫焼きとり
ふむふむ。シネクドキが微妙だが並べてみるとなるほどという感じ。ブランドでいうドライバに関する考え方と意識がクロスする。しかし言葉の裏にある意味と由来。さらに喚起されるイメージ。ネーミングはホントに奥深い。

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