今日はいちだんと金木犀の香りが強くなった。そういう気候の変化のせいだろうか体調が優れない。昨夜も結局寝たのは4時すぎだった。起きてから連載の執筆にとりかかる。この毎月の作業は、次々に差し込まれる日常業務のために常に後回しになるが、少しづつ進めておかないと本当に時間がなくなってしまって後で必ず「あのときにやっておけばよかつた」と後悔する。だから静かな時間を持てるときは必ずメモを書き進める。
宣伝会議のM編集長から来週のAR+S講座の件で連絡。少し調整をお願いする。突如、東京グランドハイアットから来週までにプロモーションビデオを作って欲しいとの依頼。「ら、らいしゅぅまでぇっ」と思わず声が裏返る。事情を聞き、他の作業の手を止めて、可能な範囲でのプロット組み立てと素材等の段取りを集中して行い、急遽明日撮影させてもらえるように逆依頼。明日も晴れればいいのだが。その後デスクに戻り、SONYのプロトタイプ制作。リビジョン7ぐらいで一旦手を止める。21時、富士フイルムの今後のビジュアル展開の打ち合わせ。こっちも撮影が必要な気配。
22時、会社まで来てくれた内山氏とSONY案件の打ち合わせ。互いの状況確認。先週から組み立ててきたコンセプト表現をすり合わせ方針決定。この案件は、今だかつてないほどのパズルゲーム。たぶん、と、できれば、という曖昧だらけの道を進みつつ、地雷を踏まずに行かねばならない。さらに腹ばいではなく迅速なる前進が求められている。イメージを拡散、アイデアへと集約、コンセプトとの対話、そして実現可能かどうかの判断、実現できても内容が弱いと意味がないかどうか、それらの選択と決断を瞬時に行いながら前進させ続けるのみ。
24時、半年かかったKONICA MINOLTAのサイト、いよいよラウンチだ。この案件はクライアント自体が揺れ動かざるを得ない状況の元、多くの困難があったが予定通り公開にこぎつけた。全世界を同時に動かすのは本当に難しいだけに感動。
Wednesday, October 01, 2003
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