電球。夜が明けるまでの僕たちの暮らしを支え、闇への怖れを緩めてくれる電球。その電球の寿命の儚さに思いが行った。それは、家の玄関やら部屋の天井やらトイレやら洗面やらの電球が、一定の周期で決まった順番(付け替えた順番)に、バチっと切れていくことによる。
その生き絶えていく順番の正確さは一定の品質を実現している松下電器の技術(ちなみにウチの電球はナショナルブランド)なのだろうが、電球が切れたあとに部屋に充満する陰気さを思うと、電球って地味だけど、すごく自分の毎日に必要なもので、それは単にルクスを上げるだけでなく、感情的な部分に対しても支えになっているんだなということに、ふと気づいたわけだ。切れてしまった電球に何やら愛おしさまで感じる今夜。よしよし。徐々に頭が詩的になってきたぞい。
Friday, October 24, 2003
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