Monday, December 22, 2008

21 Dec 2008

● サンデープロジェクトで:上げ潮派の親分・中川秀直前幹事長が党離脱を前提に選挙やったるでと言い放った直後に与謝野馨国務大臣が登場し消費税の増税時期について話すのを見る。与謝野氏曰く「日銀は自分たちがこんな事までやっていいのかというところまでやると言っている。清廉な日銀が野武士になろうとしてる」と。なに言ってんのって感じ。そういう特権官僚意識があるからこんなに後手後手なんじゃんよ。バーナンキとの覚悟の違いがハッキリ出た感じ。 ● 日銀のサイトを見て、なんじゃこりゃ。リニューアル直後らしいけど全体の情報設計がないからグローバルナビゲーションすら存在しない。ってことで各国のを見る。FRBは普通。中国人民銀行イングランド銀行も、まぁ普通。積極的なコミュニケーションを行うIMFはさすがに良く出来てる。果たすべき役割はそれぞれあるだろうけれど、その認識の中にコミュニケーションの必要性がいかに違うかがまともに反映されているわけだ。日本政府が内需拡大で公共事業って言うなら、行政すべてのシステム投資とコミュニケーション投資も公共事業に入れるべきちゃうの。あと、どーでもいいけど、日銀って上空から見ると「円」という字のカタチをしてる。● 一昨日のライカの件について補足というか追記:アンドレアス・カウフマンは、実家の事業を売却し、その資金で投資家となって富を築いた人。その富でエルメスからライカの株式を全部買い取って筆頭株主に。このところのライカの新製品開発はカウフマンの後ろ盾があるからこそ可能になった。ただ国内外を問わず与信枠の低い小売店は資金繰りが厳しく、ライカのディーラーも同様の状態。どうしても売れ筋中心になる流れの中で、ライカのような高額商品の仕入れは影響が最も大きい。だからカウフマンは顧客の声が流通を動かすことも期待してメッセージの中で「お店で意見を聞かせて欲しい」と言っている気もする。

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