Thursday, December 18, 2008

読めない漢字:胡乱

今日も読めない漢字に出会った。「胡乱」です。読んでいた小説の中で「胡乱な輩の気配は、尾羽打ち枯らした浪人者であった」とあり、これを「うろん」と読めませんでした。なんか自分の馬鹿さ加減を告白してるっぽいなー。書けないことは多くても読みはかなりイケてると思ってたけど、やっぱ、そのたびにちゃんと勉強しないと駄目だなと実感。ちなみに胡乱とは、怪しく疑わしいこと。不確実なこと。乱雑であること。「胡乱げ」という使い方もあるらしい。文脈からは、個々の文字から意味が全然薫ってくれないので語源を語源由来辞典で調べてみると、「室町時代に禅宗を通して日本に入った言葉で、「胡(う)」「乱(ろん)」ともに唐音である。モンゴル高原で活躍した遊牧騎馬民族「匈奴(きょうど)」を「胡(えびす)」と言い、胡が中国を攻撃したとき住民が慌てふためき乱れたという故事から、「胡乱」にという語が生じたといわれる。また、「胡」の一字で「不審」の意味があり、秩序がない意味の「乱」をつけて、胡乱になったとする説もある」とのこと。今日まで全然知りませんでした(しくしく)。

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